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マインドセット
新規事業は失敗する?
- 2010-06-22 (火)
- 新規事業
こんにちは!
戦略企画ドットコム
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”
126回目の記事になります!
今回から連載で「新規事業」に関する記事
を書いていきたいと思います。
きっとあなたにとっても興味深い内容になると
思います。
新規事業に関するノウハウは、今まで一度も公開
していません。
これから、このブログを通じてノウハウを公開
していきますね。
楽しみにしていて下さい。
ということで、今回は、
「新規事業は失敗する」
というちょっと過激なテーマ名で記事を
書きたいと思います。
あなたは、新規事業をゼロから企画し、
その事業の立上責任者を経験したことは
ありますか?
経験がある方だと分かると思いますが
かなり大変です。
そもそも、新規事業が成功する確率は
1勝9敗だと言われています。
10個の新規事業で、成功するのは、わずか1個です。
ほとんどの新規事業が失敗に終わっている
という現実があります。
私が一番最初に新規事業に携わったのは、
前職在籍時代で、ちょうど転職した1年目でした。
会社としても未知の領域であり、私としても
新規事業をゼロから企画して、その責任者として
立ち上げるのは、初めての経験でした。
しかも、前々職は製造業界にいて、全く畑違いの
人材ビジネス業界へ転職しましたので、右も左も
分からない状況の中で取り組んだことになります。
今思うと、かなり無謀ですよね(笑)。
結果的にそのビジネスは、2年で売上約1億円の
規模になりましたが、利益が出ない状況であり
先行きも不透明だったので、撤退するという意思
決定をしました。
これが私にとって初めての新規事業立ち上げ経験
になります。
本当に辛いことや楽しいこと、小さな成功や失敗も
あり、私にとっては学ぶことが多く、非常に良い
経験になりました。
でも、結果的には成功はしませんでした。
今、客観的に冷静な目で見ると、そういう結果に
なって当然だと思います。
一方で、早めの撤退が功を奏し、リーマンショック
のちょうど1か月前までに撤退を完了させ、
大きな赤字を出さなかったことが救いでした。
その後、また別の新規事業立ち上げに参画、
そして、自分のビジネスを企画・立ち上げて独立、
現在は、クライアントの新規事業企画、立ち上げ
にも携わっています。
まだ、大きな成功経験はありませんが
今までの失敗経験から、どのように新規事業を企画し、
どのように立ち上げていけば成功に一歩近づけるのか
が分かりつつある状況にいます。
そこで、自分の頭の中を整理しながら、
あなたに新規事業企画と立ち上げに関するノウハウを
このブログで公開していきます。
前置きが長くなりましたが
新規事業に関してまず一番言いたい事は、
”失敗する確率が異常に高い”
ということです。
大成功を収めている次元の高い方に言わせると
「新規事業なんて簡単だよ」
と思われるかも知れませんが
実際に実務を通して私自身が肌感覚で感じている
のは、やはり成功よりも失敗する確率の方が
圧倒的に高いということになります。
ですから、
・中途半端な気持ち
・中途半端な体制
では、うまくいかないということです。
感覚としては、
・どうすれば成功するのか?
というよりも
・どうすれば失敗する確率を下げることが
できるのか?
という思考の方が結果的にうまく行くような
気がします。
巨額の資金があり、余裕がある会社は思いっきり
お金を投入することも可能ですが、
世の中にある会社の多くは、そのような余裕がないと
思いますので、いかに失敗する確率を下げながら
新規事業にチャレンジしていくのか
というマインドセットが大切だと思います。
そうすれば、大きく失敗することはないと思います。
では、どのような手順で新規事業を企画し
実際に立ち上げていけば良いのか
その具体的な方法に関しては、次回以降のブログで
説明していきますね。
では、本日のブログはここまでにしたいと
思います。
追伸:【コンサルタントで独立】ブログ
も始めました。将来、コンサルタントとして独立・起業
することに興味がある方は、こちらもご覧下さい!
⇒ http://strategyplan.blog130.fc2.com/
ターゲット見込み客を絞るのが怖い?
こんにちは!
戦略企画ドットコム
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”
125回目の記事になります!
コンサルティングをしていて、いつもつまずくこと
があります。
それは、クライアントの方が
「ターゲットを絞るのが怖くて、なかなか絞れない」
ということです。
これは、マインドセットに関する課題で、
必ずといっていいほど、この壁にぶつかります。
今回は、この
「ターゲットを絞ることが怖い」
というマインドセットから
「ターゲットを絞らないと業績は上がらない」
というマインドセットに変わるような話を
したいと思います。
ほとんどの会社がターゲットをフォーカス
できていないのが現状です。
私のクライアントも、ターゲットをフォーカス
することに躊躇します。
それは何故か?
クライアント曰く、
「市場のパイが小さくなるから」
です。
確かにそうですね。
市場のパイは小さくなります。
では、あなたに質問です。
あなたは、コンサルタントを探している
としましょう。
そして、あなたは東京都内に事務所がある
IT系の小さな会社を経営していて、
売上がなかなか上がらないという課題を
抱えているとします。
どちらのコンサルティング会社を選びますか?
1.一般的な経営コンサルティング会社、
どんなことにも幅広く対応できます。
2.ITベンチャーに特化した戦略コンサルティング
会社で、マーケティングと営業に強い会社
絞ることによって確かに市場のパイは小さく
なりますが、反応率は上がり、受注しやすく
なると思います。
また、ニッチ市場でNo.1になることも非常に重要です。
あなたは、日本で一番高い山はご存じですよね。
では、二番目に高い山はご存じですか?
これ、なかなか出てこないと思います。
ある特定市場において一番になることで、
名前を覚えてもらうことができます。
そうなると、全く知らない会社よりは、
名前が知れ渡っている会社へお願い
する確率が高くなりますよね。
また、ターゲットを絞ることによって、
広告宣伝費の費用対効果も改善が図れます。
例えば、魚釣りを思い浮かべて下さい。
あなたなら、
1.太平洋の魚を狙う
2.釣り堀の魚を狙う
どっちを狙いますか?
太平洋の方がたくさん魚がいますよね。
しかも、いろんな種類の魚がいます。
でも、太平洋で魚を釣るためには、
・船が必要
・船を動かす燃料が必要
・頑丈な釣り竿も必要
・乗組員も必要
・高価な餌も必要
つまり、かなりの資金力が必要になります。
すべて借りるという選択肢もありますが
それでも、結構お金がかかると思います。
また、それなりのテクニックも必要で
簡単には釣れないと思います。
専門家のアドバイスも必要でしょう。
一方、釣り堀だとどうでしょうか?
・自家用車で気軽に行けます
・釣り竿はレンタルできます
・餌代も安いです
・比較的簡単に釣れます
・専門家のアドバイスは不要ですね
費用もそれほどかからなくて、比較的
簡単・確実に魚を釣ることが可能です。
ビジネスに置き換えると
前者の太平洋での魚釣りは、資金力のある大手企業
じゃないと無理ですね。
市場は大きいですが、それなりのお金と労力が必要
なので、中小企業には難しいと思われます。
一方、後者は、ターゲットを絞った状態なので
比較的簡単且つコストもかかりません。
人があまり来ないような穴場的釣り堀を見つければ
あなたは独占的に魚を釣れますね。
これがターゲットを絞ることによるメリットです。
ある程度、どこにフォーカスすれば良いのかが
見えてきたら、しっかりターゲットを絞りましょう。
仮に複数のターゲットでビジネスを展開したい場合は、
別のブランドを立ち上げると良いと思います。
戦略企画ドットコムは、この複数ブランド戦略を
推進中です。
「戦略企画.com」のターゲットは、IT系の中小・ベンチャー
企業で、特に技術系の経営幹部の会社にフォーカスして
います。
次に「士業支援.com」のターゲットは、
30代・40代の税理士・社会保険労務士になります。
クライアントと共同展開中の「旅行業支援.com」は
中小の旅行会社にフォーカスしています。
あなたも、どんなターゲットにフォーカスするのか?
もう一度、ゼロベースで考えると良いかも知れませんね。
自社の強みが活かせ、競合が少ない領域はどこなのか
じっくり考えてみましょう。
では、本日のブログはここまでにしたいと思います。
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も始めました。将来、コンサルタントとして
独立・起業することに興味がある方は、こちらもご覧下さい。
ダウンセル・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.37)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”68回目の記事になります。
まだ、1回目~67回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
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さて、本日のテーマは、25回目の記事に投稿した戦略チェックシート(27)既存顧客に
対して、アップセル・ダウンセル・クロスセルを提案しているか? に関する記事の続きを
書きたいと思います。
前回は”アップセル”に関して書きましたので、今回は、ダウンセルに関して書きたいと
思います。
まずは、言葉の定義に関して説明しますね。
◆ダウンセル
ダウンセル(down sell)は、アップセルの逆ですね。
一言で表現すると”下位の商品やサービスの販売”ということになります。
商品やサービスを購買したお客様(クライアント)や購買の意思を示したお客様に対して、
より下位の商品やサービス(質が劣るもしくは量が少ない商品やサービス、販売価格も低く、
粗利益額も低いもの)を勧める内容になります。
但し、商品やサービス内容によっては、粗利益率は、上がる場合もあります。
何故、わざわざ売上や利益額が下がってしまうような商品やサービスを勧めるの?
と思われた読者も多いと思いますので、その理由について説明したいと思います。
ここでのポイントですが、購入の意思を示したお客様に対して、その商品やサービスの内容
がそのお客様に対して明らかにオーバースペック(過剰な商品仕様や過剰なサービス内容)
である場合、また、そのお客様にとっては、下位商品やサービスの方がマッチしている場合
に、ダウンセルします。
自社の売上や利益を優先して考えた場合、わざわざ下位の商品やサービスを勧める必要はない
という考え方が普通かも知れませんが、その商品やサービスを熟知しているあなたが、お客様
にとって最適なものを選び、推奨することが非常に大切です。
あなたが逆の立場(お客さんの立場)だったら、是非そうしてほしいと思いますよね。
そうすれば、お客様はあなたのことを信用・信頼し、生涯に渡りお付き合い頂けるように
なる可能性が高くなります。
結果的にLTV(顧客生涯価値)が上がり、そのお客様がもたらしてくれる利益も増えるわけです。
私がこのブログで何度も説明しているマインドセットやジェイ・エイブラハムの「卓越の戦略」
の本質は、ここにあります。
ダウンセルに関してご理解頂けたでしょうか?
ポイントは、お客様にとって最適な商品やサービスを推奨することになります。
自社の売上アップや利益アップを最優先することなく、すべてお客様目線で、ベストマッチの
商品やサービスを提供する、これが大切です。
そうすれば、中長期的に見ると、結果的には、自社の売上・利益アップに繋がることになります。
目先の売上アップや利益アップに捕らわれないようにしないといけないですね。
では、今回のブログはここまでにしたいと思います。
また、来週ここでお会いしましょう。
P.S 現在開講中のワンコインネット講座の申し込みは、11月30日(月)までになります。
お早めにお申し込み下さい。
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