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事業再建 のアーカイブ

事業再建で18名の組織を7名まで人員削減しました

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こんにちは!
戦略企画ドットコムの三宅巧一です。

現在、独自配信メルマガ「SP通信」で
シリーズ記事を書いています。

私がこのシリーズ記事で伝えたいことは

・人間はすばらしい可能性を秘めている
・自分の可能性に制限をかけているのは自分自身
「やれば必ずできるんだ!」

ということです。

「自分には無理」と勝手に思い込んでいると、
なかなか前進できない
ですよね。

そこで、この記事を読むことで、是非
きっかけをつかんでほしいと思います。

今回もメルマガ記事ということもあり
SEOのことは、全く意識しないで書いてます。

以下、「SP通信」の全文です。
※冒頭の挨拶文は省略してます。

------------------ここから

さて、ここのところの「SP通信」は
私の過去の体験談を交えながら
マインドセット系のお話し
をしています。

世界No.1サクセスコーチの
アンソニーロビンズ曰く

「成功するかしないかは、80%がサイコロジーで
20%がテクノロジーだ」

と言っています。

つまり、成功の80%は、考え方や心理などの
マインドに関する面が影響している
ということなんです。

なので、「SP通信」では、あなたに成功
して頂くために、ノウハウ系のお話しと
マインドセット系のお話しをバランス良く
して行きたいと思ってます。

前回の「SP通信」では、
「肩の力を抜いたら英語が上達しました!」
というタイトルの記事を配信しました。

前回の記事を見逃した方は、ブログ「気づきのシェア」
に記事をアップしていますので、こちらを
ご覧ください。

「肩の力を抜いたら英語が上達しました!」

今日は、その続編になります。

・人間はすばらしい可能性を秘めている
・自分の可能性に制限をかけているのは自分自身
「やれば必ずできるんだ!」

ということを私の体験談を交えて
お伝えしたいと思います。

2001年の年初は、ITバブル崩壊の影響で
アメリカ経済は、大不況に入りました。

それはもうすごいスピードで
売上が落ちていきました。

どれくらい落ちたかというと
”売上半減”でした。

2000年の過去最高売上から、一気に
売上半減です。天国から地獄へ
落ちたような感じでした。

悪いことは重なるもので、景気後退とは別に
大口顧客が突然、他社製品に切り替える
ということも発生、マネージャー3人の
人件費相当分に匹敵する利益が消滅
しました。

更に追い打ちをかけるように
9.11同時多発テロが勃発、
アメリカは深刻な経済不況となりました。

街には失業者があふれ、テロにより多くの方が
亡くなられたことで、アメリカは悲しみに
包まれていました。

事業部もこの年は、大幅な赤字に
転落しています。

そんな中、スピーディに事業を
再建する必要がありました。

その責任者を任されたのが、私でした。

この時は、本当に気分が落ち込んでいたのですが
日本本社からは、再建計画を早く作成してほしい
という指示があり、胃がひりひりするような毎日でした。

まだ若くて優秀なマネージャーは、
自ら会社を去っていきました。

一方、事業再建に人員削減はつきもので
昨日まで一緒に仕事をしていた仲間を
解雇しないといけないという修羅場

を迎えます。

さすがに解雇通告やその後のケアは
社長が行いました。

私は、とにかく、どうすればV字回復
できるのか、その後の成長戦略を
どう描くのか?

という事業再建プラン作りに
没頭していたのです。

事業再建は、当然ですが私にとっては
初めての経験です。

失敗すれば、アメリカ市場からの
撤退もあり得るという重責を
担うことになります。

でも、当時の私は、
この難局をうまく乗り切れる
自信がありました。

赴任当初の3年間で、既にいろいろと修行を
積んでいたこと、特に数値データの分析を
毎月行っていたこともあり、

事業部の状況や課題、やるべきことが
明確になっていた
のです。

その頃には、英語も随分上達し、

・一人で飛行機に乗って出張し、
・現地の空港でレンタカーを借り
・カーナビを使って知らない土地を運転、
・アメリカ人のお客さんと英語で商談や交渉が
できるレベルになっていました。

赴任当初からは、考えられないような
変身ぶりです。人間、やればできるんだ!
ということを身を持って体験しました。

結局、翌年は絶対黒字にしないといけないので
事業部の人員をぎりぎりまで削りました。

18名いた事業部メンバーを7名まで
削減した
のです。マネージャークラスの
アメリカ人は、全員いなくなりました。

残ったメンバーは、マネージャークラスでは
私と日本人技術者の2名、あとは
カスタマーサービス3名、倉庫2名
という人員構成です。

この7名で新しいスタートを切ることになります。

私の能力が本格的に開花したのは、事業再建の
実行に取り組んでいた2002年から2004年の
3年間だと思います。

事業再建を成功させるために
具体的に何を実行したのか?

長くなりそうなので、続きは次回の
「SP通信」でお伝えしますね。

本日は、ここまでにしたいと思います。

宜しければ、ご意見・ご感想等をFacebookページに
コメント(もしくはメッセージ)して
頂けるとうれしいです。

Facebookページ【理系的業績アップ研究会】
-------------------ここまで

戦略企画ドットコム通信(SP通信)では
ブログよりも更に濃い内容をお伝えしています。

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分析結果報告とトップの方針確認・事業再建マニュアル(Vol.12)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”102回目の記事になります
まだ、1回目101回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

ちなみに、戦略コンサルタントブログ”気づきのシェア”メルマガ版も配信
しています。最新記事の投稿と同時にメルマガでも配信しますので、定期購
読者の方には便利です。

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運営しています。こちらは、個人向けの戦略的キャリアアップ支援サイトに
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※現在、読者は1,280名ぐらいです。
もうすぐ3月も終わりですね。年度末の会社も多いと思いますが、売上・利益調整
や棚卸などで忙しいのではないでしょうか?

ちなみに私のような個人事業主の年度末は、12月末になります。
個人事業の場合は、年度末だから特に忙しいということはありませんね。

確定申告という厄介なものがありますが、私の場合は税理士の先生へ完全丸投げ
していますので、非常に楽であり、本業に専念することができます。

独立当初は自分でやろうと思っていたのですが、やはり慣れないことに時間を
割くよりは、本業に時間を割いた方が良いという判断で税理士にお願いすること
にしました。

今は、そうして良かったと思っています。やはり専門家にお願いするのが
結果的に時間もコストも削減できると思います。
さて、本日の本題ですが、今回も事業再建の連載記事を書きたいと思います。

「事業再建」は、この不況下においては非常に重要な内容なので、
何回かに分けて詳しく説明しています。

ちょっと高度な内容なので、特に損益計算書の知識がない方には、
分かりずらいかも知れません。

詳しく学びたい方は、無料冊子「事業再建マニュアル」をダウンロードして下さい。

http://strategy-plan.com/book.html
舞台は、私がアメリカに駐在していた2001年までさかのぼります。

損益計算書(P/L)の分解分析が完了した時点で、その分析結果のサマリーを
作成し、経営トップへ報告します。

サマリーは、以下の内容を網羅すると良いでしょう。

ここでは、可能な限り分析に基づいた客観的な事実を記載するようにし、
自分の見解は入れないようにします。経営トップや関係者をミスリード
(間違った方向へ導くこと)しないようにする必要があります。
(1)過去の実績におけるP/L分解分析のポイントを記載します。

●5つの事業ドメインに関して:
・過去の実績はどうだったのか
・また、特筆すべき事項があれば記載します。

●4つの地域に関して:
・各地域における5つの事業ドメインの過去実績はどうだったのか
・地域の特性に関して特筆すべき事項があれば記載します。

※ここでのポイントは、分析に基づいた客観的事実を簡潔に記載すること、
また、そうなるに至った客観的事項があれば記載するようにします。
(2)更に一段掘り下げて、ポイントとなる事業ドメインの分析レポートを
作成します。

今回のケースでは、本社サイドとして拡大を狙っていた機械セットメーカー
向けビジネスに関して、更に掘り下げた分析をしました。

また、新製品ビジネスに関しては、今後継続するかどうかを判断する必要性が
ありますので、このビジネスに関しても更に掘り下げた分析を行いました。

いずれの場合も、個々の顧客レベルまで落とし込んだ(今後の見込み客も含めた)
分析が必要となります。

分析結果報告には、大局的見地で全体感を捉えられるようなサマリーを作成し、
個々の事業ドメインに関して、更に掘り下げた分析とレポートを作成すると
良いと思います。

その分析内容は、過去の実績に基づいた客観的内容であることが大切です。
その理由は、経営トップや関係者をミスリードしないようにするためです。

また、提出するレポートには、分析結果も添付しますが、その際、計算根拠を
記載することを忘れないで下さい。

もしかすると、違う条件で再計算を求められることも考えられます。

ここまで完成した時点で、経営トップや本社の関係者へ報告し、今後作成する
再建計画の方向性を確認します。

最終的にこの事業再建計画の最終責任者となるのは、経営トップである社長と
本社管轄部門の事業部長ということになりますので、それらキーマンの方針を
確認する必要があります。
では、本日のブログはここまでにしたいと思います。

追伸:私のクライアントがブログを始めました。
管理部支援.com ”という名前のブログになります。
管理部門所属の方は、是非ご覧下さい!

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データ分析の重要性・事業再建マニュアル(Vol.11)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”101回目の記事になります
まだ、1回目100回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

ちなみに、戦略コンサルタントブログ”気づきのシェア”メルマガ版も配信しています。
最新記事の投稿と同時にメルマガでも配信しますので、定期購読者の方には便利です。
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また、”グローバルプロフェッショナルキャリア研究所(GPC研究所)”も運営しています。
こちらは、個人向けの戦略的キャリアアップ支援サイトになります。
会社に依存しない”グローバル・プロフェッショナル”を目指す会社員応援メルマガ
(無料)を発行していますので、宜しければこちらからご登録下さい。
http://www.mag2.com/m/0001000664.html
※現在、読者は1,280名ぐらいです。
直近2回は、WEBマーケティング、特にSEOに関するスポット記事を書きました。

また、事業再建の連載記事を書きたいと思います。

「事業再建」は、この不況下においては非常に重要な内容なので、何回かに分けて
詳しく説明しています。

ちょっと高度な内容なので、特に損益計算書の知識がない方には、分かりずらいかも
知れません。

詳しく学びたい方は、無料冊子「事業再建マニュアル」をダウンロードして下さい。

http://strategy-plan.com/book.html

今回は、データ分析の重要性を改めて実感したエピソードに関して、皆さんにシェアしたい
と思います。

舞台は、私がアメリカに駐在していた2001年までさかのぼります。

私が所属していた事業部のミッションの中に、日本からアメリカへ輸入された機械に搭載
されている部品(事業部の取扱製品)の供給(保守用)があります。

今回の事例では、“保守品ビジネス”という事業ドメインになります。本社からは、

(1)物量がそれほど多くないので売上が拡大しない
(2)オーダー処理に手間がかかりオペレーション効率が悪い
(3)旧型品から新型品への型式読み替えなどの問合せが多く、手間がかかる

という理由から、このサービスをやめるべきだという意見が前々からありました。

そして、機械セットメーカー向けビジネスに注力すべきとの見解が大半だったのです。

そこで、P/Lの分解分析をしたところ、粗利益を一番稼いでいるビジネスがこの保守品
ビジネスであることが判明しました。

営業利益を見ても、5つの事業ドメインの中で、2番目もしくは3番目に営業利益を稼いで
いるビジネスだったのです。

ちなみに機械セットメーカー向けビジネスは、一番利益がでていない事業ドメインでした。

この結果に本社の方々は、皆さん驚いた様子でした。

仮にこの保守品ビジネスを撤退し、この不況下の中、機械セットメーカー向けビジネスに
注力した場合、この事業部は完全撤退することになっていたでしょう。

イメージや先入観で意思決定してしまうと大失敗する事例の一つだと思います。

やはり、数字は嘘をつきませんので、面倒でもしっかりと分析する必要性を感じる
出来事でした。

あなたは、イメージだけで物事を判断していませんか?

重要な意思決定は、しっかり調査・分析してから行いましょう。

では、本日のブログはここまでにしたいと思います。
追伸:私のコンサルティング事例がドリームゲートのサイトで紹介されました。
「事業戦略を再構築。売上を対前年比132%にした方法とは?」
ご興味がある方は、こちらよりご覧下さい。
http://case.dreamgate.gr.jp/topics_detail10/id=805

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