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顧客生涯価値(LTV)・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.9)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”34回目の記事になります。
まだ、1回目33回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

また、私が運営している”グローバルプロフェッショナルキャリア研究所(GPC研究所)”
も是非見て下さい。こちらは、個人向けの戦略的キャリアアップ支援サイトになります。

戦略コンサルタントブログ”気づきのシェア”メルマガ版の配信を始めました。

7月も終わりですね。早いもので、独立して1か月が経過しました。
結構、順調なスタートだと思います。

戦略企画ドットコムの方は、まずは足元をしっかり固めるために、
既存クライアントに対するサービス向上に時間を費やしました。
いろんな面で体制が整ったら、新規開拓にも力を
入れたいと思ってます。

GPC研究所の方は、WEBサイトが完成しましたので、
現在はネット講座の作り込みに多くの
時間を費やしています。

講座名がほぼ決まりました。

”戦略的ビジネス構築講座シリーズ ~既存ビジネス梃入れ編~”

これにしようと思っています。

内容は、このブログでお伝えしている内容をもっと詳しく、
より実践に即したもので、受講期間中は、
私のメールサポートも付けようと思っています。

お盆明けぐらいの開講を目指して準備を進めていますので、
何かリクエストがあれば、ブログのコメントに
是非書き込みをお願いします。

出来る限り取り入れたいと思います。

さて、本日のテーマは、戦略チェックシート(6)の
”顧客生涯価値”についてです。

英語では、Life Time Value(LTV)と言います。

顧客生涯価値とは、一人もしくは一社のクライアントから
生涯に渡り得られる利益(価値)のことです。

例えば、携帯電話を例に上げて説明しましょう。

以前、0円携帯というサービスがあったと思います。
携帯電話機を無料で配布し、携帯電話の
契約を促すというものです

(だいたい2年契約で、途中解約の場合は、高額の
ペナルティが課せられます)。

これは、LTVを計算した上で、十分利益が出ると
見込んで展開した施策だと思います。

この場合のLTVは、以下のような計算式で計算することができます。

LTV=携帯電話機料(0円)+月額通話料(例:5,000円)×24か月
※分かりやすくするために、売上原価は無視します。

そうすると、LTVは120,000円になります。
携帯電話機のハード代を無料にしても利益は出ます。

また、携帯電話の場合は、一度契約するとなかなか
電話会社を変更するようなことはしない
類の商品だと思いますので、
LTVはもっと上がるはずです。

このように、ビジネスには必ずLTVがあります。
LTVがマイナスのビジネスは、ビジネスモデル
そのものに問題があるはずです。

あなたのビジネスにおけるLTVを是非計算して、
商品開発やプロモーションに活かして
下さいね。

競合他社よりも大胆な施策を展開することが
できるかも知れません。

今日は、顧客生涯価値(LTV)に関して事例を
交えて説明しました。

では、次回のブログも楽しみにしていて下さいね。

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ターゲット顧客(続編)・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.6)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”31回目の記事になります。
まだ、1回目30回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

また、私が運営している”グローバルプロフェッショナルキャリア研究所(GPC研究所)”
も是非見て下さい。こちらは、個人向けの戦略的キャリアアップ支援サイトになります。

このブログを始めてから3か月経過しました。現在、月間のユニークユーザー数が約2,500、
PV数が約15,000、セッション数が約10,000、平均滞在時間がなんと約30分、
新規訪問者が全体の約30%(リピーターが70%)という内容です。

お蔭様で多くの方々に定期的にこのブログを読んで頂いていることが
分かります。驚いたのは、

・セッション数がユニークユーザー数の約4倍
(通常は、これらの数字はほぼ同じになります)
・平均滞在時間が30分と長い
・リピーターの方が多い

という点です。長時間に渡り、私が書いた記事を
読んで頂いているということになります。

これは、非常に励みになります。
また、読者の方から記事更新したらすぐ読みたいので
メルマガ配信もしてほしいというありがたい
リクエストも頂きました。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”メルマガ版に
関しては、現在まぐまぐの審査中ですので、準備
が整いましたら、また皆さんへお伝えしたいと思います。

前置きが長くなりましたが、本日の本題に入ります。
前回は、ターゲット顧客に関する記事でしたね。
今回もその続編として、別の事例を紹介したいと思います。

今回は、私のビジネスの事例です。
戦略企画アウトソーシングビジネスを立ち上げた際、
明確なターゲット顧客は決まっていませんでした。

まずは、人脈をあたってどんなニーズが
あるのかを探ろうとしたのです。

そのため、会社の規模でいうと大手・中小・ベンチャーを
また業界としては、人材ビジネス業界とIT業界
(たまたまこの業界に人脈を持っていたので)を巡回しました。

また、提供するソリューションは、管理系
(事業計画書の作成、中期事業計画など)を想定
していました。経営企画や事業企画業務をまるごと
アウトソーシングするようなイメージのサービスです。

全部で20社ほど巡回したのですが、見えてきたのは

◆不況の影響もあり、どの会社も売上に直結する
営業・マーケティング系で困っていたこと

◆明確な戦略をもっていないこと
(戦略を考えることができる人材がいない)

◆技術系出身の社長が多い(特にITベンチャー企業)

◆人材ビジネス業界は、財務的・人的余裕がない(日々の業務に追われている)

◆大手は、意思決定に時間がかかりそう

ということでした。

そこで、私は以下のターゲットに絞ることにしました。
◆ITベンチャー企業(社員20名以下程度)
◆SIではなく、独自のITソリューションを持っている会社(特にストック型ビジネス)
◆技術系出身の経営者もしくは経営幹部の会社
◆営業・マーケティング系のソリューションを求めている会社(この領域が弱い会社)

理由としては
◆ITベンチャーは、技術系出身の社長が多く、良いソリューションを持っている。
また、オーナー系社長が多いので、意思決定が早い。

◆しかし、経営者や社員の営業・マーケティング力が弱い。
⇒自分自身は、営業・マーケティング系に強いので補間関係にある。

◆利益率が高く、ストック型のビジネスを展開しているので、この不況でもそれほど大きな
影響を受けていない(つまり、コンサルティングを依頼する余裕がある)。

実際に私のクライアントになって頂いた企業は、これらの条件をほぼ満たしている企業です。
受注までの時間も比較的短期間です(それでも3~4回は足を運んでいますが)。

このケースは、新規事業の立上げのケースですが、既存事業に
おけるターゲット顧客の再定義は比較的容易です。

それは、過去のデータがあるからです。

過去、どんな企業がクライアントとなり、
売上や利益が高いのか、自社の強みが生かせ、
クライアントに対して大きな価値を提供できるのは
どのような領域のどんなお客様なのか?

をよく分析した上で、ターゲット顧客を絞り
込むと良いと思います。

今回もちょっと長い記事になってしまいましたが、
ターゲット顧客と商品・サービスに関して
ご理解頂けたでしょうか?

まずは、現状のターゲット顧客と商品・サービスが
どうなっているのか、整理すると良いと思います。
うまくいっていない場合は、必ずなんらかの課題があるはずです。
その課題を見つけ、戦略を練り直して下さい。

では、次回のブログも楽しみにしていて下さいね。

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USPの詳細説明・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.4)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”27回目の記事になります。
まだ、1回目26回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

独立してから早いもので1週間経過しました。
退職するといろんな煩わしい手続きがあります。

例えば、厚生年金から国民年金への切り替え手続きであったり、
健康保険を国民健康保険へ切り替えたりといった手続きです。

国民年金は、一律で月額約15,000円となり、厚生年金
よりも安くなって良いのですが
(その分、もらえる金額も下がるようですが)、

健康保険は、私の場合、国保にすると大幅アップとなります。
ちょっとビックリするぐらい高くなるので、何とかならないか?
と調べていたところ、「今すぐできる!! 国民健康保険料の激減マニュアル
というのを見つけて、早速購入してみました。

すると、なんと年間で約20万円以上も安くする
ことが出来ました。脱サラして、個人事業主になる方に
お薦めのマニュアルです。

将来、法人化するときの節税対策も書いてあります。

さて、今日の本題ですが、今まで既存事業における
戦略立案フローについて記事を書いてきました。

その中でUSP(ユニークセリングプロポジション)
という重要な内容が出てきましたので、
前回に引き続きUSPに関して、その詳細
内容を説明したいと思います。

USPは、簡単に言うと
「他社との差別化ポイント」や「私があなたからその商品やサービス
を買わなければいけない理由」でしたね。

また、相手に対してベネフィットを明確にすること
が大切です。では、このUSPをどうやって作成したら
良いのかを説明したいと思います。

まず、事前準備として、以下の項目を明確にする必要があります。

◆自社の強みを明確にする(会社独自の強み、価値は何か?)
◆競合のUSP、強み、弱みに関する分析
◆ターゲット顧客の明確化と満たされていないニーズは何か?

これらを明確にするには、以前紹介した3C分析4P分析
活用すると良いと思います。

最強のUSPは、
◆自社が圧倒的に強い領域
◆競合他社が弱い領域
◆ターゲット顧客が満たしてほしい領域

⇒この3つが交わる領域が最も勝てる領域と言えます。

また、USPを校正する要素としては
-地理的要素(特定地域)
-価格的要素(圧倒的な価格メリット)
-選択肢(バリエーションが豊富)
-量的要素(量が多い)
-サービス内容(サービス内容が良い)
-納品・実行までの時間(早い)
-専門性(専門性が高い)
-サイズ・大きさ(小さい・大きい)
-期間(短い・長い)
-リスクリバーサル(返金保証)

が考えられます。

例えば、FEDEXの昔のUSPは、「翌日に配達します」でした。
当時のアメリカは、国土が広いということもあり、
翌日に配達する会社(FEDEXの競合他社)は
存在しませんでした

(今は、競合他社も翌日配達可能なので、
USPにはなりませんが)。

非常に簡潔で分かりやすいUSPで、翌日に配達するという
ベネフィットも明確です。但し、USPは環境変化(時代の変化、
競合他社の変化、自社の変化など)に応じて常に更新する必要があります。

あなたのビジネスにおけるUSPを考えて見て下さいね。

では、今日はこの辺で。
次回も楽しみにしていて下さい。

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