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戦略立案のフレームワーク”3C分析”(続編)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”21回目の記事になります。
まだ、1回目~20回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
前回のテーマは、「戦略立案のフレームワーク”3C分析”」でしたね。
今回のブログは、前回の続編ということで、引き続き
このテーマで書きたいと思います。
是非最後までお付き合い下さい。
ちょっと前回の復習ですが、私の現在のビジネス
(「戦略コンサルティング」と「ハンズオンによる実行支援」)に
関して3C分析してみると以下のような内容になります。
◆顧客分析(市場分析):
・日本の99%は、中小・ベンチャー企業(株式上場している大手企業は、たったの1%)
・中小、ベンチャー企業は、財務的、人的リソースに乏しい
・グローバル化により、経営環境の変化が激しい
・コンサルティングを受けたいが、中小、ベンチャー企業は高くて手が出せない
◆自社分析(これは、このビジネスを企画した自分自身の強みになります):
・アメリカでの事業再建成功実績、ベンチャー企業での経営企画、事業企画、
新規事業立上げの経験が豊富
・15年におよぶ法人営業の経験、また、マーケティングの経験が豊富
・WEBサイトの企画(特に営業用)経験が豊富
・理工系出身のため、技術的な話にもついていける
・IT業界とコンサルティング業界の顧客基盤がある
◆競合分析:
・戦略コンサルティングは、大手をメインクライアントとして、高額なフィーを取っている
・戦略立案に重きを置き、実行はクライアント任せのところが多い
・戦略以外のコンサルティングファームは、IT系や会計系が多く、
営業・マーケティング系が少ない
・上流の戦略から最下流の営業実務までをトータルサポートしている
コンサルティング会社は皆無である
この分析結果から、進むべき方向性を定めるとどうなると思いますか?
ちなみに私が構築した戦略の大きな方向性は、
こんな感じになります。
1.ターゲット(まずはターゲットを明確にする必要があります):
●ITベンチャー企業に特化
●SIerではなく、独自のソリューションを持っている会社
●営業・マーケティングが苦手な技術系出身経営者の会社
2.提供するサービス
●ベンチャー企業でも手が届く料金体系
●営業・マーケティング系の戦略コンサルティング
●戦略構築だけではなく、戦略実行と成果を重視したサービス内容
●クライアントとの長期的な関係構築が可能なサービス内容
3C分析の結果から、戦略の方向性を決めるポイントは
1.自社の強みが活かせる領域(圧倒的に強い領域)
2.顧客の満たされていない領域
3.競合他社が弱い領域(もしくは進出していない領域)
を見つけることになります。
この大まかな方向性をベースに戦略の詳細を考えていくことになります。
実は、私のビジネスモデルや戦略は、最初から
このような内容ではありませんでした。
実際に見込み客を訪問し、ニーズヒアリングを
進めていく上で、ビジネスモデルや戦略の
最適化を進めてきました。
ここがポイントなんですね。
普通のコンサルティング会社は、
戦略を作って終わりなのです。
実行はクライアント任せ
がほとんどです。
でも、最初に作った戦略は、単なる仮説に
過ぎないのです。やはり”答えは
現場にある”というのが私の持論です。
これについては、おいおいあなたへ
お伝えしたいと思います。
2回に渡って3C分析の説明をしましたが、
ご理解頂けたでしょうか?
戦略の大まかな方向性を決めるのは、
3C分析が有効だと思います。
あなたも是非試して見てください。
何か新しい”気づき”があるかも知れません。
早いものでもう金曜日ですね。
良い週末をお過ごし下さい。
では、また来週ここでお会いしましょう!
戦略と戦術の違いとは?
こんにちは!
戦略企画ドットコムの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ
”気づきのシェア”14回目の記事になります。
前回のブログから、用語に関する定義や意味に
ついての記事を書いています。
今後、具体的な戦略の構築方法に関する
記事を書いていきたいと考えていますので、
その前にあなたのの理解を深めて頂くために、
私がよく使用する用語の定義について説明したいと思います。
そこで、本日は前回のブログ
(そもそも”戦略”ってなに?)で少し触れました
”戦術”に関して、戦略との違いを明確にする意味を
込めて説明したいと思います。
当社は、初めて大学卒業の新卒社員を2名採用しました。
ベンチャー企業なので、創業から今まですべて
中途採用だったのですが、
大学卒業の新卒採用は初めての試みなので、
社内では新鮮な空気が漂ってます。
私も立場上、新人教育の一部を担当しています。
先日、新人2人を相手にこの質問をしてみました。
「戦略と戦術の違いを説明してみて」
「えーっと、戦略っていうのは、戦争で・・・・」
長くなりそうなので、彼らの発言内容は省略しますが、
明確に言語化された的確な内容で説明するのは、
結構難しいと思います。
前回のブログでは、戦略とは「達成したいものを
達成するための道筋」という話をしました。
では、戦術とは、一言で言うとどういうこと
でしょうか?
Yahoo!で辞書検索してみると、次のように表現されています。
1 戦いに勝つための個々の具体的な方法。
2 ある目的を達成するための具体的な方法・手段。「賃金闘争の―を練る」「人海―」
また、Wikipediaによると、こう書かれています。
戦術(せんじゅつ、英:Tactics)とは、作戦・戦闘において
任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して
戦闘力を運用する術である。
そこから派生した言葉としては、競技や経済・経営、
討論・交渉などの競争における戦い方をも
意味するようになる。
理論的・学問的な側面を強調する場合は戦術学とも言う。
戦略のときもそうでしたが、やはり戦争関係が
語源のような気がします。
戦略は、大局的見地から、達成したいものを
どのような道筋で達成するのかを考えるのに対して、
戦術は、”個々の局面における具体的な方法や
手法”と言えると思います。
例えば、新規顧客を開拓する場面を想像してみてください。
戦略的に考えると、見込み客をいかに効率よく
集客するのか、
ターゲットをどのように絞るのか、
USP(ユニーク・セリング・プロポジション:
簡単に言うと他社との差別化ポイント)をどうするのか、
リードジェネレーション(冊子などを無料提供する
代わりに見込み客の情報を得ること)を
どうするか等を包括的に考えます。
一方、戦術的には、営業マンをとにかく増やして人海戦術で
新規顧客開拓する、テレアポで新規アタックしてみる、
セミナーやイベントに参加して名刺収集するなど、
個々の具体的な方法論や手法が戦術と言えます。
ちなみに、世界No.1マーケターのジェイ・エイブラハムは、
「ハイパワーマーケティング」の中でこう言っています。
「戦術の間違いは、戦略でカバーできるが、
戦略の間違いは、戦術ではカバーできない」
私もそう思います。ちなみによく「我が社の戦略は・・・・」
というフレーズを聞く機会が
ありますが、
それは、戦略ではなくて”戦術”でしょ?
という内容がたまにあります。
ちなみに御社の戦略は何でしょうか?
もう一度、戦略と戦術の違いについて考えて、
現在の戦略を見直してみてください。
冒頭でも言いましたが、今後どのように戦略を
構築していくのか、そのプロセスを適宜
紹介して行きたいと思います。
でも、しばらくは用語の定義に関する記事を書きますね。
では、本日の「気づきのシェア」は、ここまでにしたいと思います。
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戦略企画.comがついにオープンしました!!!
こんにちは!
戦略企画.com 戦略コンサルタントの三宅巧一です。
私のプロフィールは、「戦略企画.comとは」よりご確認頂けます。
ついに、
「戦略企画.com 中小企業向け戦略コンサルティング」
~営業・マーケティングが苦手な技術系出身の経営者支援サイト~
が完成しました。
まだ、必要最低限のコンテンツしか掲載していません
ので、何だかちょっと物足りないようなサイトですが、
これから少しずつ完成度を高めて行きます。
応援宜しくお願いします。
http://strategy-plan.com/
このサイト制作では、いろんな方々にご協力頂きました。
オープン直前で大問題が発覚し、関係者の方々には休日返上で
ご対応頂くというドタバタ劇でした。
でも、無事オープンできて本当に良かったです。
この場をお借りして、関係者のみなさんへ
お礼申し上げます。最後までご対応頂きまして
ありがとうございます。本当に感謝です。
このサイトは、私が企画・コピーライティングを担当、
デザインはセンスが良くでリーズナブルな価格が売りの
上海メタフェイズさん、コーディングは、パートナーのヴォラーレさん
にお願いしました。
新規事業の立上げ局面で予算的に余裕がない(このご時世なので)
ので、かなり無理なお願いをして制作してもらいました。
本当に感謝しています。
ちなみにメタフェイズさんには、私が以前企画した新規事業
(外国人技術者に特化した人材サービス)のWEBサイト
(「国際人事部」)も制作をお願いしています。
※広告コストはほぼゼロで、月間の登録人材数は約80名という
ハイパフォーマンスなサイトです)。
ヴォラーレさんには、このブログサイトも提供して頂いてます。
このブログは、Buzzクリックというサービスで、6か月以内に月
間のユニークユーザーアクセス数(正確に言うと、一日のユニーク
ユーザー数の月間合計数)を10,000以上にするという
なんとも心強いサービスです。
(私が所属する戦略企画アウトソーシング事業部は、このサービスの
販売代理店でもあります)。
ところで、このブログでは、私が既に持っている知識やノウハウ、
普段のコンサルティングや研修、セミナー、職場、プライベートなどで
得られた”気づき”を惜しむことなく、あなたにどんどんお伝えしたいと
思っています。
きっとあなたのお役に立つと思います。
頑張って、できるだけ毎日?記事投稿しますので、
是非”気づきのシェア”にご注目下さい。
では、末永く宜しくお願い致します。
注意:こちらの記事は、2009年4月13日に作成した内容に
なります。戦略企画.comは、現在、三宅巧一・個人にて
サイト運営しております(2009年7月に独立起業)
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