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新規事業
社内で新規事業立上中の方から相談メールを頂きました
- 2010-10-26 (火)
- 新規事業
こんにちは!
戦略企画ドットコムの三宅です。
今回も前回に引き続いて、ドリームゲート経由で、
事業会社の方(社内で新規事業を立ち上げ中の方)
より以下のご相談を頂きましたので、
その回答内容をシェアしたいと思います。
ご相談内容は、「士業関係(例えば、税理士、社労士など)
の資格試験対策に関するスクールを新規で開設する予定
ですが、集客をどうすれば良いでしょうか?」
という内容でした。それに対して以下のように回答
していますので、参考にして下さい。
——————————————————–
はじめまして!
戦略企画ドットコムの三宅です。
お問合せの件に関して、下記の通り
コメントさせて頂きます。
受験生を集客する以前の問題として
念のため●●さんに質問したいことが
あります。
恐らく、しっかりご検討されている内容
だと思いますが、万が一これらの質問に対して
明確な回答がない場合は、いくら広告費を
投入しても集客することが難しい可能性が
高くなります。
特に激戦区であればなおさら厳しい状況に
なることが予想されます。
そこで、ちょっと面倒かも知れませんが
特に私へご回答頂く必要はありませんので
頭の中を整理するという意味でご自身の中で
お答え頂ければと思います。
では、質問です。
・集客したい生徒さんの人物像を細かく
教えて下さい。理想的な人物を1名思い
浮かべて、その特長を箇条書きにすると
良いと思います。
・その生徒さん(見込み客)の悩み・課題を
教えて下さい。出来る限り、その人の言葉を
使うと良いと思います。
・今回の御社のサービスがこの見込み客の
悩みや課題を解決する内容になっているか
ご確認下さい。
・なぜ、御社のスクールに入る必要があるのか
他のスクールでは駄目で、御社のスクールに
入らなければいけない理由を教えて下さい。
御社のサービスが見込み客の悩みを解決する
唯一のものであることが理想です。
最後の質問は、マーケティング用語でUSP
(ユニークセリングプロポジション)と言います。
非常に重要な内容になりますので、じっくり
ご検討されると良いと思います。
これらのコンセプトが明確になった上で
集客施策を考えます。理由としましては、
見込み客像を明確にして、その見込み客の
現実に入り込まないと、効果的なプロモーションは
打てないからです。
仮にそれらが明らかとなった場合、次のステップ
としてお薦めなのが、セールスレター型のランディング
ページを制作し、リスティング広告やSEO対策、その他
広告媒体をフル活用して、とにかくそのLPへアクセス
を集めることです。
例えば、こんな感じのページです。
このコピーの内容は、見込み客の現実を理解して
いないと書けません。また、この施策を実行する
場合は、専門のコピーライター(ちなみに私もコピー
を書いています)にお願いする方が良いと思います。
このケースは、ソフトウェアの無料ライセンス版の
ダウンロードにしていますが、御社のケースで考えると
・説明会セミナー申込
・資料請求
・体験入学
・無料レポートダウンロード
など、いろんなパターンが考えられます。
では、本日のアドバイスはここまでにしたい
と思います。
戦略企画ドットコムでは、無料コンサルティング
サービスを提供していますので、更に詳細に関して
アドバイスが必要な場合は、こちらにお申し込み
頂く方が実りあるものになると思います。
ここまで———————————————-
いろいろと壁にぶち当たっている人は、お気軽に
ご相談下さい。
では、本日のブログはここまでにしたいと思います。
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新規事業の立上ステップとは?
- 2010-07-09 (金)
- 新規事業
こんにちは!
戦略企画ドットコム
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”
131回目の記事になります!
今回から「新規事業」に関する具体的な立上
ステップの話をしたいと思います。
まずは、全体像を把握すると良いと思います
ので、フェーズに分けて何をするのかを
箇条書きにしていきますね。
■フェーズ1:
(1)新規ビジネスのネタ探し
(2)ネタに関する情報収集
(3)仮説立案
(4)マーケット調査(仮説検証)
■フェーズ2:
(5)3C分析
(6)戦略の方向性決定
(7)ターゲットの明確化
(8)ポジショニング
(9)ビジネスモデル構築
■フェーズ3:
(10)USPの検討
(11)フロントエンド・バックエンド
(12)オファーの設計
(13)プロモーション計画
(14)ジョイントベンチャーの検討
■フェーズ4:
(15)理念、ビジョンのまとめ
(16)3か年事業計画作成
(17)組織と役割分担
(18)資本政策・資金調達の検討
(19)リスク分析と対策検討
■フェーズ5:
(20)アクションプラン作成
(21)数値目標設定(売上・利益・プロセス数)
(22)WEBサイト企画・制作
(23)販促資料の作成
(24)プロモーション実行
(25)成果計測・改善・次のアクション
これは、一例です。
必ずしも、この内容になるとは言えませんが
概ね、このようなステップで、新規事業を企画、
事業化に向けて準備を進めていきます。
実に長い道のりですね。
結構、大変だと思います。
どのフェーズも非常に重要なのですが
フェーズ1が間違ってしまうと、すべて間違って
しまいますので、あまり焦らずに
フェーズ1をしっかりやることをお薦めします。
特にマーケット調査は重要で、実際に見込み客
になる人と会い、いろいろとヒアリングすること
が重要だと思います。
私が一番最初に企画した新規事業がうまく
行かなかったのは、このリサーチが不十分だった
からだと思います。
自分がコンサルティングビジネスを企画した時は
徹底的に人と会い、どんなことで困っているのか
リサーチしました。
それから、戦略を考えたりしています。
まずは、フェーズ1にじっくり
取り組みましょう。
では、本日はここまでにしたいと思います。
次回以降は、それぞれのステップに関して
詳細説明していきます。
新規事業の目的・何のための新規事業ですか?
- 2010-07-06 (火)
- 新規事業
こんにちは!
戦略企画ドットコム
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”
記念すべき130回目の記事になります!
今回も「新規事業」に関する記事を書きたいと
思います。
テーマは、「何のための新規事業?」
つまり、新規事業の目的を明確にしましょう
という内容です。
いろんな事情で、新規事業を考え、立ち上げようと
すると思います。
でも、意外とその目的があいまいだったり
します。
何事もそうですが、目的を明確にする必要が
あると思います。
新規事業は、ただでさえ成功する確率が低い
ので、目的を明確にすることは非常に重要で
あり、失敗確率を下げる重要な要因でもあると
思います。
私が初めて新規事業を企画し、立ち上げた時の
目的は、ストック型、つまり継続課金型のビジネス
を立ち上げる必要があるという明確な目的が
ありました。
その背景にあったのは、既存事業が一つしかなく、
しかもフロー型(単発型)のビジネスモデルであり
非常に不安定な経営状態だったからです。
フロー型のビジネスの場合は、例えば、今年売上が
2億円達成したとしても、翌期は、またゼロスタート
となり、同じ売上規模にできるかどうかは、全く不明
な状態でスタートしなければいけません。
フルマラソンを一生懸命走り切って折角ゴール
したのに、また、フルマラソンをスタートしなければ
ならない、そんな辛い状況です。
私は、フルマラソンを走ったことはありませんが
そんなことは、私には無理です(笑)。
常に走り続けないといけないので、非常に辛い
状況が続き、社員も疲弊してしまいます。
実際、当時在籍していた会社の社員は、完全に
疲弊状態でした。体調を崩していた人が多かった
と思います。
また、フロー型のビジネスモデルの場合は、
リーマンショックのような世界経済を
揺るがす事件が発生すると、一気に業績が悪化
してしまいます。
現在、フロー型のビジネスモデルしかない会社
は業績悪化で苦しんでいると思います。
例えば、私の周辺で考えると、人材紹介会社、
ソフトウェア開発会社(自社プロダクトを持ち、
継続課金型のビジネスモデルを持っている会社
は除く)は、結構苦しんでいると思います。
実際に業績があまりよくないという話を聞きます。
結果的にこのビジネスは失敗に終わりました。
ストック型を意識しすぎて、市場ニーズを十分
把握できずに事業を進めてしまったのが敗因だと
思います。
次に責任者ではありませんが、携わった新規事業
があります。
これに関しては、今思うと新規事業の目的が不明確
だったように思います。
その当時は、もちろん新規事業の目的が事業計画書
に書かれていましたが、たまたまその分野に詳しく、
過去、同一事業で成功体験がある人を新しく採用し、
それと全く同じ事業を始めたというのが、周りの目から
見た印象だったと思います。
これも、リーマンショックと新規事業をスタートした
時期がちょうど重なり、結果的にうまくいきません
でした。
現在は、コンサルタントという立場で、いくつかの
新規事業に携わっていますが、まずは、目的や事業理念
を明確にするように心がけています。
何のための新規事業なのか?
どうなれば、成功と言えるのか?
例え、売上が上がり、儲かったとしても当初の目的が
達成されなければ成功とは言えないと思います。
新規事業を始める時は、是非、目的を明確にして
関係者と共有するようにしましょう。
そうすることにより、一歩、成功に近づけると
思います。
現在の世の中の状況を見ると
従来型のビジネスモデルでは生き残れないため
既存ビジネスから新規ビジネスへ重心移動する
必要性に迫られている会社が多いかも知れません。
この目的の場合は、「新規事業の失敗=会社倒産」
を意味するので、かなり真剣モードで新規事業
に取り組んでいく必要があります。
メンバーも精鋭を送り込む必要がありますし、
専門家もメンバーに入れる方が良いかも知れません。
新規事業は、失敗する確率の方が圧倒的に高いので
その失敗確率をできる限り下げることが大切だと
思います。
万全の体制で挑んでほしいと思います。
では、本日のブログはここまでにしたいと思います。
これから新規事業を始める方は、是非、目的を明確に
して下さいね。
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