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フロントエンド商品・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.7)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”32回目の記事になります。
まだ、1回目~31回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
また、私が運営している”グローバルプロフェッショナルキャリア研究所(GPC研究所)”
も是非見て下さい。こちらは、個人向けの戦略的キャリアアップ支援サイトになります。
戦略コンサルタントブログ”気づきのシェア”の
読者さんから、こんなメールを頂きました。
「ブログに関して、小さな疑問がひとつあるのですが、よろしいでしょうか?
疑問というよりは、お願いになるかもしれませんが、
ブログ記事のメルマガ配信は行って
ないのでしょうか?
出来れば、最新の記事をすぐに読みたい!という事と
HPへの誘導がスムーズに行えるのでは
ないのかなと思ったからです。ご検討をお願い致します。」
ということで、リクエストにお答えして、
まぐまぐで最新記事を配信することにしました。
メルマガで最新記事を読みたい
(そうすれば携帯電話でも読めますね)という読者の方は
こちらよりまぐまぐへご登録下さい。
さて、本日の本題は、戦略チェックシート(4)の
フロントエンド商品に関する記事です。
あなたは、”フロントエンド”の意味は分かりますか?
ウィキペディア(Wikipedia)には、こう書いてあります。
”マーケティングにおいては、購入者を選別しやすい
(売りやすい)商品をフロントエンドと呼び、
フロントエンドを購入した顧客にさらに
販売する商品をバックエンドと呼ぶ。”
分かりやすく説明すると、新規のクライアントは、
あなたの商品やサービスを試したことがないので、
最初から高額な商品を買うのを躊躇います。
例えば、私のビジネスで説明すると”戦略コンサルティング”
というサービスは、比較的高額なサービスで、
そのサービスの質は、担当するコンサルタント
の力量に左右される類のサービスになります。
私のことを全く知らない人が、最初から
”戦略コンサルティング”を私に依頼するでしょうか?
答えは、”No”ですね。
そこで、まずは私自身のパーソナリティや
私のコンサルタントとしての実力を分かって頂くために、
クライアントにとって非常にリスクの少ない、
小額サービスを体験して頂くことが重要となってきます。
例えば、私の場合は、以下のフロントエンド商品があります。
◆戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”(無料で有益な情報を提供しています)
◆無料冊子(「事業再建マニュアル」を無料でダウンロードできるサービスを提供しています)
◆無料経営相談(無料で経営や事業に関するコンサルティングサービスを提供しています)
◆提案書(コンサルティングの手順やポイントに関して、無料で提案書を提供しています)
ここまでは、すべて無料です。
この無料サービスを体験して頂き、私のコンサルタントとしての
実力や相性を確認して頂きます。
そして、有料の小額サービスもあります。
◆簡易コンサルティング(1回、4時間、5万円というサービスです)
これは、簡易コンサルティングですが、中身はかなり本格的な内容で、
非常に内容の濃い4時間になります。
このサービスは、5万円という比較的リーズナブルな
価格設定にしていますので、上記の無料サービスを
体験された方にとっては、発注しやすいサービスになっていると思います。
これらをまとめてフロントエンド商品と言います。
あなたのビジネスにおけるフロントエンド商品は何でしょうか?
フロントエンド商品で利益を得る必要はありません。
収支はとんとんでいいのです。
では、どうやって利益を生み出すのか?
それについては、次回のブログで説明します。
今日は、フロントエンド商品・サービスに関する説明でした。
次回のブログも楽しみにしていて下さいね。
ターゲット顧客(続編)・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.6)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”31回目の記事になります。
まだ、1回目~30回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
また、私が運営している”グローバルプロフェッショナルキャリア研究所(GPC研究所)”
も是非見て下さい。こちらは、個人向けの戦略的キャリアアップ支援サイトになります。
このブログを始めてから3か月経過しました。現在、月間のユニークユーザー数が約2,500、
PV数が約15,000、セッション数が約10,000、平均滞在時間がなんと約30分、
新規訪問者が全体の約30%(リピーターが70%)という内容です。
お蔭様で多くの方々に定期的にこのブログを読んで頂いていることが
分かります。驚いたのは、
・セッション数がユニークユーザー数の約4倍
(通常は、これらの数字はほぼ同じになります)
・平均滞在時間が30分と長い
・リピーターの方が多い
という点です。長時間に渡り、私が書いた記事を
読んで頂いているということになります。
これは、非常に励みになります。
また、読者の方から記事更新したらすぐ読みたいので
メルマガ配信もしてほしいというありがたい
リクエストも頂きました。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”メルマガ版に
関しては、現在まぐまぐの審査中ですので、準備
が整いましたら、また皆さんへお伝えしたいと思います。
前置きが長くなりましたが、本日の本題に入ります。
前回は、ターゲット顧客に関する記事でしたね。
今回もその続編として、別の事例を紹介したいと思います。
今回は、私のビジネスの事例です。
戦略企画アウトソーシングビジネスを立ち上げた際、
明確なターゲット顧客は決まっていませんでした。
まずは、人脈をあたってどんなニーズが
あるのかを探ろうとしたのです。
そのため、会社の規模でいうと大手・中小・ベンチャーを
また業界としては、人材ビジネス業界とIT業界
(たまたまこの業界に人脈を持っていたので)を巡回しました。
また、提供するソリューションは、管理系
(事業計画書の作成、中期事業計画など)を想定
していました。経営企画や事業企画業務をまるごと
アウトソーシングするようなイメージのサービスです。
全部で20社ほど巡回したのですが、見えてきたのは
◆不況の影響もあり、どの会社も売上に直結する
営業・マーケティング系で困っていたこと
◆明確な戦略をもっていないこと
(戦略を考えることができる人材がいない)
◆技術系出身の社長が多い(特にITベンチャー企業)
◆人材ビジネス業界は、財務的・人的余裕がない(日々の業務に追われている)
◆大手は、意思決定に時間がかかりそう
ということでした。
そこで、私は以下のターゲットに絞ることにしました。
◆ITベンチャー企業(社員20名以下程度)
◆SIではなく、独自のITソリューションを持っている会社(特にストック型ビジネス)
◆技術系出身の経営者もしくは経営幹部の会社
◆営業・マーケティング系のソリューションを求めている会社(この領域が弱い会社)
理由としては
◆ITベンチャーは、技術系出身の社長が多く、良いソリューションを持っている。
また、オーナー系社長が多いので、意思決定が早い。
◆しかし、経営者や社員の営業・マーケティング力が弱い。
⇒自分自身は、営業・マーケティング系に強いので補間関係にある。
◆利益率が高く、ストック型のビジネスを展開しているので、この不況でもそれほど大きな
影響を受けていない(つまり、コンサルティングを依頼する余裕がある)。
実際に私のクライアントになって頂いた企業は、これらの条件をほぼ満たしている企業です。
受注までの時間も比較的短期間です(それでも3~4回は足を運んでいますが)。
このケースは、新規事業の立上げのケースですが、既存事業に
おけるターゲット顧客の再定義は比較的容易です。
それは、過去のデータがあるからです。
過去、どんな企業がクライアントとなり、
売上や利益が高いのか、自社の強みが生かせ、
クライアントに対して大きな価値を提供できるのは
どのような領域のどんなお客様なのか?
をよく分析した上で、ターゲット顧客を絞り
込むと良いと思います。
今回もちょっと長い記事になってしまいましたが、
ターゲット顧客と商品・サービスに関して
ご理解頂けたでしょうか?
まずは、現状のターゲット顧客と商品・サービスが
どうなっているのか、整理すると良いと思います。
うまくいっていない場合は、必ずなんらかの課題があるはずです。
その課題を見つけ、戦略を練り直して下さい。
では、次回のブログも楽しみにしていて下さいね。
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