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ターゲット顧客(続編)・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.6)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”31回目の記事になります。
まだ、1回目~30回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
また、私が運営している”グローバルプロフェッショナルキャリア研究所(GPC研究所)”
も是非見て下さい。こちらは、個人向けの戦略的キャリアアップ支援サイトになります。
このブログを始めてから3か月経過しました。現在、月間のユニークユーザー数が約2,500、
PV数が約15,000、セッション数が約10,000、平均滞在時間がなんと約30分、
新規訪問者が全体の約30%(リピーターが70%)という内容です。
お蔭様で多くの方々に定期的にこのブログを読んで頂いていることが
分かります。驚いたのは、
・セッション数がユニークユーザー数の約4倍
(通常は、これらの数字はほぼ同じになります)
・平均滞在時間が30分と長い
・リピーターの方が多い
という点です。長時間に渡り、私が書いた記事を
読んで頂いているということになります。
これは、非常に励みになります。
また、読者の方から記事更新したらすぐ読みたいので
メルマガ配信もしてほしいというありがたい
リクエストも頂きました。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”メルマガ版に
関しては、現在まぐまぐの審査中ですので、準備
が整いましたら、また皆さんへお伝えしたいと思います。
前置きが長くなりましたが、本日の本題に入ります。
前回は、ターゲット顧客に関する記事でしたね。
今回もその続編として、別の事例を紹介したいと思います。
今回は、私のビジネスの事例です。
戦略企画アウトソーシングビジネスを立ち上げた際、
明確なターゲット顧客は決まっていませんでした。
まずは、人脈をあたってどんなニーズが
あるのかを探ろうとしたのです。
そのため、会社の規模でいうと大手・中小・ベンチャーを
また業界としては、人材ビジネス業界とIT業界
(たまたまこの業界に人脈を持っていたので)を巡回しました。
また、提供するソリューションは、管理系
(事業計画書の作成、中期事業計画など)を想定
していました。経営企画や事業企画業務をまるごと
アウトソーシングするようなイメージのサービスです。
全部で20社ほど巡回したのですが、見えてきたのは
◆不況の影響もあり、どの会社も売上に直結する
営業・マーケティング系で困っていたこと
◆明確な戦略をもっていないこと
(戦略を考えることができる人材がいない)
◆技術系出身の社長が多い(特にITベンチャー企業)
◆人材ビジネス業界は、財務的・人的余裕がない(日々の業務に追われている)
◆大手は、意思決定に時間がかかりそう
ということでした。
そこで、私は以下のターゲットに絞ることにしました。
◆ITベンチャー企業(社員20名以下程度)
◆SIではなく、独自のITソリューションを持っている会社(特にストック型ビジネス)
◆技術系出身の経営者もしくは経営幹部の会社
◆営業・マーケティング系のソリューションを求めている会社(この領域が弱い会社)
理由としては
◆ITベンチャーは、技術系出身の社長が多く、良いソリューションを持っている。
また、オーナー系社長が多いので、意思決定が早い。
◆しかし、経営者や社員の営業・マーケティング力が弱い。
⇒自分自身は、営業・マーケティング系に強いので補間関係にある。
◆利益率が高く、ストック型のビジネスを展開しているので、この不況でもそれほど大きな
影響を受けていない(つまり、コンサルティングを依頼する余裕がある)。
実際に私のクライアントになって頂いた企業は、これらの条件をほぼ満たしている企業です。
受注までの時間も比較的短期間です(それでも3~4回は足を運んでいますが)。
このケースは、新規事業の立上げのケースですが、既存事業に
おけるターゲット顧客の再定義は比較的容易です。
それは、過去のデータがあるからです。
過去、どんな企業がクライアントとなり、
売上や利益が高いのか、自社の強みが生かせ、
クライアントに対して大きな価値を提供できるのは
どのような領域のどんなお客様なのか?
をよく分析した上で、ターゲット顧客を絞り
込むと良いと思います。
今回もちょっと長い記事になってしまいましたが、
ターゲット顧客と商品・サービスに関して
ご理解頂けたでしょうか?
まずは、現状のターゲット顧客と商品・サービスが
どうなっているのか、整理すると良いと思います。
うまくいっていない場合は、必ずなんらかの課題があるはずです。
その課題を見つけ、戦略を練り直して下さい。
では、次回のブログも楽しみにしていて下さいね。
戦略と戦術の違いとは?
こんにちは!
戦略企画ドットコムの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ
”気づきのシェア”14回目の記事になります。
前回のブログから、用語に関する定義や意味に
ついての記事を書いています。
今後、具体的な戦略の構築方法に関する
記事を書いていきたいと考えていますので、
その前にあなたのの理解を深めて頂くために、
私がよく使用する用語の定義について説明したいと思います。
そこで、本日は前回のブログ
(そもそも”戦略”ってなに?)で少し触れました
”戦術”に関して、戦略との違いを明確にする意味を
込めて説明したいと思います。
当社は、初めて大学卒業の新卒社員を2名採用しました。
ベンチャー企業なので、創業から今まですべて
中途採用だったのですが、
大学卒業の新卒採用は初めての試みなので、
社内では新鮮な空気が漂ってます。
私も立場上、新人教育の一部を担当しています。
先日、新人2人を相手にこの質問をしてみました。
「戦略と戦術の違いを説明してみて」
「えーっと、戦略っていうのは、戦争で・・・・」
長くなりそうなので、彼らの発言内容は省略しますが、
明確に言語化された的確な内容で説明するのは、
結構難しいと思います。
前回のブログでは、戦略とは「達成したいものを
達成するための道筋」という話をしました。
では、戦術とは、一言で言うとどういうこと
でしょうか?
Yahoo!で辞書検索してみると、次のように表現されています。
1 戦いに勝つための個々の具体的な方法。
2 ある目的を達成するための具体的な方法・手段。「賃金闘争の―を練る」「人海―」
また、Wikipediaによると、こう書かれています。
戦術(せんじゅつ、英:Tactics)とは、作戦・戦闘において
任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して
戦闘力を運用する術である。
そこから派生した言葉としては、競技や経済・経営、
討論・交渉などの競争における戦い方をも
意味するようになる。
理論的・学問的な側面を強調する場合は戦術学とも言う。
戦略のときもそうでしたが、やはり戦争関係が
語源のような気がします。
戦略は、大局的見地から、達成したいものを
どのような道筋で達成するのかを考えるのに対して、
戦術は、”個々の局面における具体的な方法や
手法”と言えると思います。
例えば、新規顧客を開拓する場面を想像してみてください。
戦略的に考えると、見込み客をいかに効率よく
集客するのか、
ターゲットをどのように絞るのか、
USP(ユニーク・セリング・プロポジション:
簡単に言うと他社との差別化ポイント)をどうするのか、
リードジェネレーション(冊子などを無料提供する
代わりに見込み客の情報を得ること)を
どうするか等を包括的に考えます。
一方、戦術的には、営業マンをとにかく増やして人海戦術で
新規顧客開拓する、テレアポで新規アタックしてみる、
セミナーやイベントに参加して名刺収集するなど、
個々の具体的な方法論や手法が戦術と言えます。
ちなみに、世界No.1マーケターのジェイ・エイブラハムは、
「ハイパワーマーケティング」の中でこう言っています。
「戦術の間違いは、戦略でカバーできるが、
戦略の間違いは、戦術ではカバーできない」
私もそう思います。ちなみによく「我が社の戦略は・・・・」
というフレーズを聞く機会が
ありますが、
それは、戦略ではなくて”戦術”でしょ?
という内容がたまにあります。
ちなみに御社の戦略は何でしょうか?
もう一度、戦略と戦術の違いについて考えて、
現在の戦略を見直してみてください。
冒頭でも言いましたが、今後どのように戦略を
構築していくのか、そのプロセスを適宜
紹介して行きたいと思います。
でも、しばらくは用語の定義に関する記事を書きますね。
では、本日の「気づきのシェア」は、ここまでにしたいと思います。
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理念と意思決定の関係性とは?
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”5回目の記事になります。
まだ、1回目~4回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
この前、年1回の健康診断がありました。現在の会社(アクシスコンサルティング)へ
転職してから4回目の健康診断になります。この歳になるとメタボ体形になりがち
ですが、私の場合は逆で、4年連続で体重が1キロずつ減ってます!
これ、すごいですよね。しかも、今回驚いたのは、ウエストがなんと5センチも
減ってました!どうりで、最近ズボンがゆるいな~と思ってました。
それ以外の数値も良好(若干、血圧が低めでしたが)で、全然問題ありません。
健康で良かったです。次回のブログでダイエット方法を書きますね、
期待しててください(特にダイエットはしてませんが)。
さて、今回のテーマは、”理念と意思決定の関係性”についてです。
あなたは、意思決定で迷われたことはありますよね?
上位職になればなるほど、難しい意思決定をしなければいけない機会が多いと思います。
そんな時、みなさんは何を基準に意思決定されていますか?(ちょっと考えて見てください)
はい、その通り”経営理念・事業理念”ですね。
ついこの間、こんなことがありました。現在、支援中の某クライアントから、想定していた
料金で継続支援を依頼できなくなったので、かなり値下げしてほしいという依頼が舞い
込んできたのです。
こちらとしては、想定外のこと(何しろ社長自身がOKを出していたので)で、
ちょっとびっくりです。このクライアントの現在の状況は、戦略立案が完了、
その実行フェーズと運用フェーズに入っているところです。
現在、すごい勢いで既存のお客様訪問と新規顧客開拓を進めています
(私も一緒に営業してます)。そんな矢先のできごとでした。
よく聞いてみると、役員会で親会社から指摘があったとのことでした。
このご時世なので役員会でいろんなことを言われているそうです。
特に費用対効果に関して、いろいろと親会社の役員から突っ込みが
入っているとのことでした。
この時点で4月以降の契約を書面にて契約していませんでしたので、
”契約しない”という意思決定も選択肢にありました。
何しろ、こちらにとってはリスクの大きい、かなり不利な条件です。
そこで、クライアントの社長といろいろと相談しました。どうしても固定は増額できない
ので、成功報酬をかなり増やして頂くことで合意に至ったのですが、それでも客観的に
みるとこちらが不利な条件です。
何しろこのご時世で新規顧客を開拓するのは、時間とコストがかかりますので。
でも、私はこの案件を受けるという意思決定をしました。
それは、私が考えた理念に基づいての意思決定となります。”中小・ベンチャー企業の
業績アップをサポートすること”が理念です。でも、事業を継続するために利益も必要です。
今回のケースは、新規顧客開拓で売上が上がれば、弊社も利益が上がります。
でも、新規顧客が開拓できないと、稼働人件費という観点から見た場合、
かなり持ち出しがでてしまいます。
それでも、理念に基づいて考えるとやる意味と価値があると判断しました。
これがもしも”儲けること”が判断基準だと、”契約しない”という
意思決定になったことでしょう。
この意思決定によって、クライアント先の実働部隊の方々のモチベーションが少し上がった
ような気がします。恐らく、彼らの”感情”を少しでも動かせたのではないかと思っています。
実行フェーズでは、実働部隊の方々の”情熱”が結果を左右します。
今後どうなるか注目ですね。
あなたなら、どう判断しますか?自分に置き換えて、考えて見てください。
では、今回はこの辺で。
次回は、”ビジネスマインド”にフォーカスして記事を書きたいと思います。
これも非常に重要なテーマです。理念の次に大切なテーマだと思います。
では、次回も読んで下さいね。
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