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P/Lの分解分析(1)事業再建マニュアル(Vol.5)事業再建プラン作成

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

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さて、今回も「事業再建」に関する記事になります。
現在のような経済環境では、経営再建や事業再建を
迫られている企業が多いのではないでしょうか?

私は、アメリカ駐在中に事業再建責任者として事業再建を成功させた経験がありますので
そのノウハウを何回かに分けてこの場でシェアしています。

急いでその内容をお知りになりたい方は、無料冊子「事業再建マニュアル」をダウンロード
して下さい。こちらからダウンロード可能です。
http://strategy-plan.com/book.html
第5回目の内容は、事業再建プラン作成ステップ1として
”P/Lの分解分析”に関する記事を書きたいと思います。

まず、P/Lの分解分析の目的ですが、どの事業ドメインが儲かっているのか、
どの事業ドメインが儲かっていないのかを明らかにすることです。

また、今後の景気動向を踏まえ、成り行きベースで向こう1~2年が
どのように推移するかを予測することも目的となります。

従いまして、現在を軸として過去1~2年のP/Lと向こう1~2年のP/L
(これは予測することになります)を分解する作業を行うことになります。

つまり、3~5年分のP/Lを分解して作成します。

P/Lの分解分析をするにあたって、分解する単位を決める必要がありますが、事業内容や
事業規模によっていろんなパターンが考えられます。

基本は、事業ドメイン毎に分解するのが適切な方法だと思いますが、販売地域が広範囲に
渡る場合は、地域性も考慮する必要があります。

例えば、私が経験したアメリカでの事例で考えると、以下の事業ドメインと地域で分解する
ことになります。

◆事業ドメインとその特徴

(1)プライベートブランド供給ビジネス

当社製品を市場占有率の高い競合他社へ競合他社のブランド名で製品を供給するビジネスです
(日本ではOEMと言われています)。粗利益率はあまり期待できませんが、物量を多く供給する
ことができること、また、オペレーション効率が良いという特徴があります。

(2)半導体業界向けビジネス

半導体製造装置メーカー向けに当社製品を供給するビジネスです。(3)の機械セットメーカー
向けビジネスと同じカテゴリーとも言えますが、シリコンサイクルによる好不況の波が激しい
業界ですので、この事例では別ドメインとして扱いました。

(3)機械セットメーカー向けビジネス

機械セットメーカー(例えば、工作機械メーカー、エレベータメーカーなど)へ当社製品を
供給するビジネスです。一度採用が決定すると、顧客の製品が廃型機種になるまで製品供給
できますので、ある程度の物量と粗利益が稼げるストックビジネスになります。

但し、スペックイン活動に時間とコストを要するというデメリットもあります。
市場優位性の高い製品を持っているかどうかがポイントになります。

(4)保守品ビジネス

機械セットメーカー(今回の事例では、大部分が日本を中心としたアジア地域、但し、欧米
などの他国も考えられる)にて当社製品が搭載された機械が北米のあらゆるところ
(例えば、自動車の組み立て工場など)に納品され、稼動しています。

機械ですので、機械を構成している部品の一部がいずれ壊れます。その際、保守品が必要と
なりますので、その保守品を供給するビジネスになります。

粗利益は非常に高いビジネスですが、型式の特定に時間を要すること、発注量が1個~など、
オペレーション効率が非常に悪いビジネスと言えます。

(5)新製品ビジネス

これは比較的市場投入してから、まだそれほど時間が経過していない製品のビジネスになります。
市場に認知されるまで経営資源を投入し続ける必要がありますので、採算性と今後の展開を
見極める必要があるビジネスと言えます。

ちょっと長くなりそうなので、本日はここまでとし、続きは次回の記事で書きたいと思います。
追伸:私の子供は、アメリカ駐在中に現地で生まれたので、アメリカ国籍を持っています。
つまり、アメリカのパスポートを持っているので、VISAなしで入国できます(すごい特権ですよね)。

将来、英語が必要になるかも知れないので、とりあえず英会話スクールに通っていますが、
妻がそのスクールに対していろいろと不満を持っていること分かりました。でも、そのスクールは、
そのことを全然知りません。

これは、スクールにとっては深刻な問題です。知らない内に固定客を失う可能性があります。
改めて、顧客満足度の重要性に気づかされました。

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選択と集中(続編)・事業再建マニュアル(Vol.3)事業再建の原理原則

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ちょうど1週間前に戦略企画ドットコムの新しい無料レポートをリリースしましたが
お陰様で、この1週間でダウンロード数が20となりました!

”事業戦略策定”というキーワードでGoogle検索してみたところ、875,000件中
85件目に表示されるようになっています。どこまで上がるか楽しみです。

ちなみに、「日本の人事部」でニュースリリース記事を掲載して頂いたのですが
こちらのサイトは、同じキーワードで17件目に表示されています。
さすが「日本の人事部」は、すごいですね。

まだ、ダウンロードされていない方は、こちらのページを是非ご覧下さい。
ITベンチャー社長に分かりやすい「事業戦略策定マニュアル」
http://strategy-plan.com/book2.html
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回も「事業再建」に関する記事を書きますね。
現在のような経済環境では、経営再建や事業再建を迫られている企業が多いのではない
でしょうか?

私は、アメリカ駐在中に事業再建責任者として事業再建を成功させた経験がありますので
そのノウハウを何回かに分けてこの場でシェアしたいと思います。
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第3回目の内容は、”選択と集中”に関する続きの記事を書きたいと思います。

ちょっと前回の復習ですが、
事業ドメイン(事業領域)を選択し、経営資源を集中させることが重要です。
これが“選択と集中”ということになります。

では、どの事業ドメインを選択するのか、この判断が重要になります。
これを間違ってしまうと再建は成功しません。

そこで、どのようなプロセスを経て事業ドメインを選択すれば良いのか説明したいと思います。

一言で説明すると「損益計算書(P/L)の分解分析」により、事業ドメインを選択すること
になります。P/Lの分解分析方法の詳細については、また別の機会に説明しますね。

ここでは、どのような視点で事業ドメインを選択すれば良いか記述します。

1.当り前ですが、儲かっている事業ドメインを選択します。但し、今までもしくは現在は
儲かっていますが、急激な環境変化によって今後は儲からない可能性があることも考え
られますので、その見極めが重要になります。

2.逆に今までもしくは現在は儲かっていないが、将来有望分野で、これから伸びそうな事業
ドメインもあるはずです。これも有力な選択肢となります。

3.儲けは薄いが、ほとんどオペレーションの手間(=コスト)がかからない事業ドメインも残せます。

4.手間が非常にかかっていて売上規模もそれほど大きくないのですが、非常に粗利益が良い
事業ドメインは、業務の効率化により、儲け頭にすることも可能です。これは、やり方次第
ということになります。

このような視点で、事業ドメインを選択すると良いでしょう。

また、事業ドメインを一つに絞る必要はありません。むしろ、一つに絞ることがリスクになる
こともありますので、今後予想される売上とコストのバランスを見ながら、複数選択すること
が重要です。実際に私も複数の事業ドメインを選択しました。

しかしながら、それほど選択肢がない場合もあると思いますので、その場合は、一旦一つに
集中し、落ち着いたところで他の有望領域を追加していくと良いかも知れません。

これは、個々のケースを見ないと具体的なアドバイスが出来ませんので、事業再建でお悩み
の方は、こちらからご連絡下さい。個別対応致します。
http://www.strategy-plan.com/consult.html

では、本日のブログはここまでにしたいと思います。

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面接のポイント(自己分析)・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.10)

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戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”86回目の記事になります。
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年が明けてから早いものでもう1か月経過しましたね。
年初に今年の計画を立てた方が多い?と思いますが、着実に一歩ずつ前に進んでいますか?

私は、元旦の日に3つの目標を立てましたが、今のところ確実に実行しています。
この調子で継続していきたいと思ってます。

さて、今回は、久しぶりに”中小・ベンチャー企業の採用戦略”に関する記事を書きたい
と思います。ずーっと連載で書いていたのですが、ちょっと他に書きたい記事がいろいろ
と重なりましたので、結構間が空いてしまいました。

ちょっと、復習しましょう。

まず、採用選考基準で大切なことは、以下の3つでしたね。覚えてますか?

(1)目指している方向性(ベクトル)や価値観が合っているかどうか?
(2)担当して頂く業務内容を遂行できる能力があるかどうか?
(3)求職者が描いているキャリアビジョンを達成するための機会を提供できるかどうか?

求職者との面接における質問内容としては、

◆質問1.キャリアビジョンを教えて下さい。
◆質問2.あなたの強みを3つ教えて下さい。

でしたね。

そこで、今日は3つ目の質問になります。

◆質問3.キャリアビジョンと現状のギャップは何でしょうか?

これが3つ目の重要な質問になります。

質問1.でキャリアビジョンに関しては分かりました。
そして、質問2.では、求職者の強みが分かり、それを想定している業務の中でどう活かし、
貢献してもらえるのかが分かったはずです。

そこで、この3つ目の質問になるわけです。

つまり、将来なりたい自分があり、現状の自分があるわけですが
そのなりたい自分になるためには、現時点で何が不足しているのか?

言葉を変えると、”キャリアビジョンと現状のギャップは何か?”ということが大切に
なります。この”自己分析”がしっかりできているかどうかをチェックします。

この能力は、普段の業務の中でもよく使います。

例えば、業務の中でも目指している目標があり、現在地があります。
目標達成に向けて、常に課題を抽出し、その対策を考え、実行し、結果を検証、また次の
アクションを起こすというPDCAサイクルを回すことになります。

この”自己分析”がしっかりできている人が少ないような印象を持っています。
これは、面接の前にしっかり考えておかないとなかなか答えられない内容です。

求職者としては、強みを活かしその会社に貢献すると同時に、足りないところを強化する
ための業務経験やノウハウを得るために転職するわけですよね。

従って、ここが不明確なまま入社してしまい、自分がやりたかったことが出来ないと
なると、また転職を繰り返すこととなり、企業側・求職者側共に不幸なことになって
しまいます。

このお話は、上記採用選考基準(3)に関するお話になります。
企業側としては、求職者がキャリアビジョンを達成するための機会を提供できるのか、
しっかり見極める必要があると思います。

では、本日のブログはここまでにしたいと思います。

追伸:採用面接は、結構難しいですよね。人を見極めるというのは、相当な経験値が必要
だと思います。ただ、世の中には人材アセスメントツールという便利なものがありますので
それを参考資料として活用するのも一つの方法です。

こちらのランディングページの中に、人材アセスメントツールの紹介がありますので
人材採用や社員のスキルアップ教育・研修、能力開発などに興味がある方は、覗いてみて下さい。

⇒ https://svc.rands-co.com/ha_mendan/

私も、前職時代、自分の部下を採用する時に、この人材アセスメントツールを活用していました。
日本人だけではなく、全世界で実績があるアセスメントツールなので、外国人の方にも
適用可能です。

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