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戦略的募集要項とは・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.4)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

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12月26日(土)から冬休みに入る方が多いと思います。
私は会社勤めではないので、いつからいつまで冬休みというのはないのですが、一応
27日(日)までにすべての仕事を片付けて、28日(月)から休みにしようと心の中では
思ってます。どこか旅行にでも出かけてゆっくりしたいのですが、年末年始の予約は、もう
無理ですね。いつも、アクションが遅いと妻と子供に叱られます(苦笑)。

仕事のスピードは早いのですが・・・。

あなたは、どこか旅行へ出かけますか?
今は円高なので、海外旅行がいいかもしれないですね。
さて、今回も、中小・ベンチャー企業の採用戦略に関する記事を書きたいと思います。

今回は、71回目の記事に書いた採用ワークフロー(6)「募集要項を準備します」に関する
記事を書きたいと思います。

WEBなどの募集媒体、人材紹介会社などいろんな人材開発ソースを使って、広く適切な人材
を募集するわけですが、この募集要項をしっかり書かないと、ミスマッチ人材の履歴書
や職務経歴書を見ることになってしまい、非常に効率が悪くなります。

そこで今回のブログでは、特に会社のコアとなる正社員人材を採用するケースに関して
求人募集要項の記載内容に関するポイントを書きたいと思います。

◆基本は、全体的に相手目線で書く、また対等な立場であることを忘れずに!
あなたが求職者の場合、どんな情報がほしいでしょうか?

自社の視点ではなく、相手目線で考え、知りたいと思うことを詳しく書く、これが基本に
なります。また、決して採用する側の立場が上ではありません。私は、50:50だと
思っていますので、その点も考慮すると良いと思います。

では、詳細について書きますね。

(1)理念・ビジョン・経営戦略の概要

優秀な人材ほど、会社の理念、目指している方向、ビジョンやそのビジョンを達成するため
の戦略などを知りたいはずです。この内容は非常に重要なので、経営者自らが考え、原稿を
書くと良いと思います。ただ、経営戦略はあまり詳しく書けないかも知れませんので、公開
できる範囲で書いて、後は面接の際に詳しく説明すれば良いと思います。

(2)事業内容と事業戦略

これも公開できる範囲でということになりますが、非常に重要なポイントになります。

(3)今回の募集背景

なぜ、今回採用することにしたのか、その背景が分かるような説明があると求職者の理解が
深まると思います。

(4)募集するポジションの組織上の位置づけ

これは、書いてある通りです。レポートラインや部下、事業部内における他部門はどの
ような部門があるかなど、全体像と今回のポジションの位置付けが分かるような説明が
あると良いと思います。

(5)業務内容の詳細と期待成果

担当業務内容や会社が求めている成果、その時間軸など、可能な限り求職者がイメージ
しやすいように記載します。

(6)求めている人物像

具体的にどのような人物を求めているのか、過去のどんな経験がこの業務で活かせるのか、
想定されるものは、可能な限り詳しく書くと良いと思います。また、会社のカルチャー、
フィットする価値観も求職者としては気になるところなので、これらに関しても可能な限り
詳しく書くとミスマッチが防げます。

(7)キャリアパスの提示

また、将来的には、どのようなキャリアパスを提供できる可能性があるのかなど、自社が
求めていることを一方的に書くのではなく、求職者にとってのメリットも提示します。

これら以外には、会社紹介、条件面に関する内容、採用プロセスなど一般的な内容を記載
することは言うまでもありませんね。

中小・ベンチャー企業が優秀な人材を採用することは非常に大変です。

ビジネス戦略の構築だけではなく、採用に関しても戦略的に進める必要がありますね。
では、本日のブログはここまでにしたいと思います。来週はクリスマスですね。
娘へのプレゼントを買わないと・・・・。
では、来週もここでお会いしましょう!

P.S 現在、開講中のネット講座のお知らせです。冬休みに受講されては如何でしょうか?
戦略的ビジネス構築ネット講座シリーズ ~既存ビジネスの梃入れ編~
に関しては、こちらから詳細情報をご確認頂けます。
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クロスセル・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.38)

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戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”69回目の記事になります。
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今日から12月ですね。もうすぐ今年も終わりです。
あなたはどんな一年でしたか?

私は、激動の一年間でした。一年前は、まだ親会社で新規事業の立上をしていました。
その後、所属会社で次の新規ビジネスの企画と立上をし、そしてそのビジネスを引き継いで
独立・起業するという変化に富んだ一年でした。一年前が遠い昔のような感覚です。

でも、時間が経つのは異常に早く感じています。
それだけ、充実しているということですね。

さて、本日のテーマは、25回目の記事に投稿した戦略チェックシート(27)既存顧客に
対して、アップセル・ダウンセル・クロスセルを提案しているか? に関する記事の続きを
書きたいと思います。

前々回は”アップセル”に関して、前回は”ダウンセル”に関して記事を書きましたので、
今回は、”クロスセル”に関して書きたいと思います。

まずは、言葉の定義に関して説明しますね。

◆クロスセル

クロスセル(cross sell)は、一言で表現すると”関連する別の商品やサービスの販売”と
いうことになります。ある商品の購入者や購入希望者に対して,関連する別の商品も推薦し、
お客様への価値提供をアップします。
では、クロスセルの事例を上げてみましょう。

マクドナルドへ行き、ハンバーガーをオーダーすると、”お飲み物やポテトはいかがですか?”
と必ず聞かれると思います。マクドナルドの主力商品は、ハンバーガーですが、ポテト、
サラダ、飲み物なども販売しています。

お客さんは既にハンバーガーを購入することを決めていますので、追加で飲み物やポテト
を販売することは、それほど難しいことではありません。これをクロスセルと言います。
私の「戦略コンサルティング」の事例も紹介しますね。

既に戦略コンサルティングで支援しているクライアントがいます。戦略立案がほぼ終わり、
実行フェーズに入った段階です。

ITベンチャーですので、それほど営業に強いわけではなく、なかなか新規のアポが取れません。
そこで、成功報酬型の電話アポイントサービスを提案し、即受注となりました。
成功報酬型なので、クライアントにリスクはありません。これもクロスセルになります。

あなたのビジネスでも、クロスセルできるネタはたくさんあると思います。

既存顧客にもっと価値を提供するために、クロスセルを試してみてはいかがでしょうか?

では、本日のブログはここまでにしたいと思います。

また、今週の後半にここでお会いしましょう。

P.S:私のクライアントが共催として12月4日(金)にセミナーを開催します。
テーマは、「ダイバーシティ・マネジメントセミナー 多様な個を活かし、組織力向上を図る!」
で、パネラーにユニ・チャーム、British Airwaysなどの有名企業におけるキーパーソンが
参加されます。これからは、グローバル化が益々加速していきますので、ダイバーシティ・
マネジメントは必須となります。

少しでもご興味がある方は、無料セミナーなので、是非ご参加下さい。セミナーに関する
詳しい情報は、こちらからご覧頂けます。
http://ja-sol.jp/info/log/eid16.html

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ダウンセル・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.37)

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戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”68回目の記事になります。
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さて、本日のテーマは、25回目の記事に投稿した戦略チェックシート(27)既存顧客に
対して、アップセル・ダウンセル・クロスセルを提案しているか? に関する記事の続きを
書きたいと思います。

前回は”アップセル”に関して書きましたので、今回は、ダウンセルに関して書きたいと
思います。

まずは、言葉の定義に関して説明しますね。

◆ダウンセル

ダウンセル(down sell)は、アップセルの逆ですね。
一言で表現すると”下位の商品やサービスの販売”ということになります。

商品やサービスを購買したお客様(クライアント)や購買の意思を示したお客様に対して、
より下位の商品やサービス(質が劣るもしくは量が少ない商品やサービス、販売価格も低く、
粗利益額も低いもの)を勧める内容になります。
但し、商品やサービス内容によっては、粗利益率は、上がる場合もあります。
何故、わざわざ売上や利益額が下がってしまうような商品やサービスを勧めるの?
と思われた読者も多いと思いますので、その理由について説明したいと思います。

ここでのポイントですが、購入の意思を示したお客様に対して、その商品やサービスの内容
がそのお客様に対して明らかにオーバースペック(過剰な商品仕様や過剰なサービス内容)
である場合、また、そのお客様にとっては、下位商品やサービスの方がマッチしている場合
に、ダウンセルします。

自社の売上や利益を優先して考えた場合、わざわざ下位の商品やサービスを勧める必要はない
という考え方が普通かも知れませんが、その商品やサービスを熟知しているあなたが、お客様
にとって最適なものを選び、推奨することが非常に大切です。

あなたが逆の立場(お客さんの立場)だったら、是非そうしてほしいと思いますよね。

そうすれば、お客様はあなたのことを信用・信頼し、生涯に渡りお付き合い頂けるように
なる可能性が高くなります。

結果的にLTV(顧客生涯価値)が上がり、そのお客様がもたらしてくれる利益も増えるわけです。

私がこのブログで何度も説明しているマインドセットやジェイ・エイブラハムの「卓越の戦略」
の本質は、ここにあります。

ダウンセルに関してご理解頂けたでしょうか?

ポイントは、お客様にとって最適な商品やサービスを推奨することになります。
自社の売上アップや利益アップを最優先することなく、すべてお客様目線で、ベストマッチの
商品やサービスを提供する、これが大切です。

そうすれば、中長期的に見ると、結果的には、自社の売上・利益アップに繋がることになります。
目先の売上アップや利益アップに捕らわれないようにしないといけないですね。

では、今回のブログはここまでにしたいと思います。
また、来週ここでお会いしましょう。

P.S 現在開講中のワンコインネット講座の申し込みは、11月30日(月)までになります。
お早めにお申し込み下さい。

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