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書類審査のポイント(続編)・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.7)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
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12月28日(月)から急遽2泊3日で伊豆高原へ遊びに行ってきました。
そのため、ブログ記事投稿の周期が若干乱れています。
(この記事が2009年最後のブログ投稿になります。)
今日は大晦日、もうすぐ今年も終わりですね。
あなたにとって、2009年はどんな年でしたか?
私にとっては、今後の人生を左右する、非常に重要な年でした。
まさか、この大不況の真っ只中で、独立・起業することになるとは思っていませんでした
ので、本当に激動でしたね。
でも、独立して本当に良かったと思います。来年も頑張ってブログ書きますので、
末永く宜しくお願いします。
さて、今回のブログは、前回の続きを書きたいと思います。
軽く、前回のおさらいをすると、採用選考で重要なポイントは、以下の3つでしたね。
(1)目指している方向性(ベクトル)や価値観が合っているかどうか?
(2)担当して頂く業務内容を遂行できる能力があるかどうか?
(3)求職者が描いているキャリアビジョンを達成するための機会を提供できるかどうか?
これらのポイントを踏まえた上で、書類審査では、以下の内容を見ます。
(1)転職回数と在職期間
・基本的には、転職回数が多く、在職期間も1社あたり3年未満の経歴だとNGです。
・じっくり検討して入社した会社を3年間もいられないとなると、転職してもすぐ辞める
のでは?と思ってしまいます(実際にそういう人をたくさん見てきました)。
・また、何かにとことん打ち込み、成果を上げるためには、少なくても3年はかかると
思っています。3年未満の方は、途中で投げ出している可能性が高いと思います。
・転職理由が納得性の高い内容かどうかも確認します。
単に上司と合わない、仕事がつまらないという内容だとNGです。
上司との人間関係は、どこへ行っても起こりうる可能性がある問題です。また、仕事という
のは、取り組み方次第で、いくらでも有意義なものにできると思っています。
(2)担当してきた業務内容と成果
・これは、採用するポジションに関連する業務をどれだけ経験し、どんな成果を上げたのか
ということがポイントになります。
・営業の場合は売上実績、管理部門の場合はコスト削減、企画系の場合は企画内容や成果
などを中心にチェックします。
・具体的な数値で成果が表現されていると分かりやすいですね。
・あと、どれだけ創意工夫して業務に取り組んできたのか、どれだけ苦労したのか、という
ところも見ます。
(3)履歴書・職務経歴書で使われているキーワード
・志望動機やアピールポイントなど、自分の言葉で書かれている文章も大切だと思っています。
・そこで使われているキーワードで、価値観や考え方も感じ取ることができます。
私の場合、書類審査ではこの3つをチェックしています。
(1)と(2)が合格ラインであれば、面接に進めて良いと思います。
やはり、書類だけでは分かりませんので、ある基準を超えていて、時間が許されるのであれば
積極的に会ってお話する方が良いと思っています。
面接も場数を踏むと上手になり、人材の見極めもうまくなると思います。
私のクライアントでは、最近採用活動している会社が2社あるのですが、やはり過去の採用で
失敗しています(失敗内容は、一年以内で辞めてしまった、戦力にならなかったなど)。
その原因は、採用に慣れていなくて、面接での確認が表面的なものであったことが原因だと
思います。今回は、私も同席し、かなり深堀してヒアリングしましたので、恐らく大丈夫
だとは思いますが、人間ですから、何とも言えないですね。
ちなみに、2社とも年内に採用が決まりました。今後、どのような活躍をしてくれるのか
が楽しみです。
では、今年最後のブログはここまでです。
来年も皆様のお役に立つような記事を惜しむことなく書いていきたいと思いますので
是非、読んで頂けるとうれしく思います。
では、良いお年を!
P.S.この休暇を利用して、戦略構築の仕方を学ばれては如何でしょうか?
来年も厳しい年になりそうなので、従来の方法では、なかなか業績アップは
見込めないと思います。
◆戦略的ビジネス構築ネット講座シリーズ ~既存ビジネスの梃入れ編~◆
に関しては、こちらから詳細情報をご確認頂けます。
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書類審査のポイント・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.6)
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今日は、クリスマスですね。
日本の場合は、25日のクリスマスよりも、24日のクリスマスイヴの方が盛り上がって
いるようですが、私が駐在していたアメリカでは、25日がメインで、その日は家族と
一緒に過ごすのが定番になっています。
ちなみに我が家は、ホームパーティを23日の祝日に済ませてしまいました。
今日は、普通に仕事です。
あなたは、どんなクリスマスをお過ごしですか?
さて、今回も、中小・ベンチャー企業の採用戦略に関する記事を書きたいと思います。
今回は、71回目の記事に書いた採用ワークフロー(9)「書類審査」に関する記事を書き
たいと思います。
前職は、人材紹介会社にいましたので、履歴書や職務経歴書は、何百枚と見てきました。
一方、採用する側の企業、特に中小・ベンチャー企業は、採用する専門部署がないのが
普通で、社長自ら対応している会社もありますし、誰かが兼務して対応している会社も
あります。
つまり、社員の採用にそれほど慣れていない人が採用しているわけです。
そこで、今回のブログでは、履歴書や職務経歴書のチェックポイントに関して書きたいと
思います。求職者側の視点で見ても、役に立つ内容だと思います。
まず、私が採用する側の立場にいれば、書類および面接などの選考にあたり、以下のポイント
を見させて頂きます。
基本は、大きな視点で考えると、以下の3つになります。
(1)目指している方向性(ベクトル)や価値観が合っているかどうか?
会社が目指している方向と求職者が目指している方向にずれがあれば、長続きしません。
また、男女の結婚観でも言えることですが、価値観が合っていないと、これも長続きしな
いと思います。
方向性や価値感が合っていないと、お互い不幸な結果となってしまいます。従って、これが
最も重要なポイントになります。しかし、この内容は書類ではなかなか分かりませんので、
面接で確認することになります。
(2)担当して頂く業務内容を遂行できる能力があるかどうか?
これは、今までの経歴内容と実績を見れば、大よその想像はつきます。
ご担当頂く予定の業務内容が、その求職者の強みとリンクしているのが理想です。
(3)求職者が描いているキャリアビジョンを達成するための機会を提供できるかどうか?
求職者が転職を考える理由としては
・現在の強みが活かせない
・将来のキャリアビジョンを達成するために足りないもの(スキル・経験・人脈など)
を身につけたい
という内容が重要だと思っています。
その機会を会社として準備できないとなると、採用したとしても長続きしません。
これについては、面接でどのように考えているのか、確認する必要があります。
上記の(1)と(3)は、書類だけではなかなか分かりませんので、面接で確認すること
になります。一方、(2)に関しては、書類を見れば分かる内容です。
ちょっと長くなりそうなので、今日はここまでにしたいと思います。
では、来週ここでお会いしましょう。
来週のブログが、戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”2009年最後の投稿
になります。
では、クリスマスを楽しんで下さい!
戦略的母集団形成・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.5)
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いよいよ寒くなってきましたね。
日中の最高気温が10度を下回るようになりましたね。
アメリカ駐在中は、NYの隣のNJ州にいたのですが、真冬は氷点下まで気温が下がり、本当に
寒い時は、ハドソン河が凍ったり、自宅の水道管が凍ったりする程の寒さでした。
そのため、最高気温が2~3度ぐらいの日は、温かく感じたものですが、帰国してから早い
ものでもうすぐ5年になりますので、今はすっかり東京の気温に慣れてしまい、寒さを感じ
ます。
昔は、スキーにもよく行っていたのですが(ちなみに準指導員の資格を持ってます)、最近
はすっかり行かなくなってしまいました。雪山よりも南国の方がいいですね。
さて、今回も、中小・ベンチャー企業の採用戦略に関する記事を書きたいと思います。
今回は、71回目の記事に書いた採用ワークフロー(7)「募集媒体、人材紹介会社、
人材派遣会社などに声をかけ、サービス内容を比較検討します」に関する記事を書きたい
と思います。
この記事は、採用する側だけではなく、求職者目線で読んでも参考になると思います。
今回は、正社員もしくは契約社員採用に焦点を絞ってお話します。
求職者の母集団を形成する方法は、以下の通りいろいろあります。
ここでは、その種類と特長を説明したいと思います。
(1)自社WEBサイト
これは、自社のWEBサイトに募集要項を掲載し、自主応募者を募る方法になります。
コストはあまりかからないですね。ただ、応募者多数の場合は、対応するのに時間
がかかりますので、人事採用担当の方が大変かも知れません。
(2)ハローワーク
これもコストはかかりません。昔は、定年退職されたシニアの方が多く応募されるような
イメージを持っていたのですが、最近は状況が変化し、20代・30代の方からの応募も多い
ようです。
私のクライアントで、ハローワークに求人を出してもらいましたが、20代・30代の方の
応募が多かったです。これは、無料なので中小・ベンチャー企業の場合は、試す価値は
あると思います。但し、これも応募者多数の場合は、対応が大変です。
※ちなみにこのクライアントでは、プロジェクトマネージャークラスの人材を最終的に
ハローワーク経由で採用しました。
(3)人材紹介会社
これは、有料サービスになります。人材紹介会社のコンサルタントが人材をスクリーニング、
適性を判断して推薦して頂けるので、効率は非常によくなります。
但し、採用費用として年収の30%~35%かかります。中小・ベンチャー企業にとっては痛い
出費になります。最近では、人材紹介業界もデフレ傾向となり、一律30~50万円という
サービスもあります。
ただ、成功報酬なので、必ず良い人材を紹介して頂けるという保証はありません。
折角契約したのに、全然人材をご紹介頂けないことも多々あります。
また、ヘッドハンティング会社の場合は、必ず人材をリサーチしますが着手金が発生します
(これは、返金されない費用なので、採用に至らない場合は持ち出しになってしまいます)。
(4)人材派遣会社
人材派遣会社では、紹介予定派遣サービスを展開している会社が多いです。紹介予定派遣は
正社員もしくは契約社員採用を前提として一定期間派遣し、お互いの相性を確認しますので
ミスマッチは少ないと思います。
ただ、派遣料金+紹介料が発生しますので、コストは結構かかります。また、幹部社員の採用
となると、人材側が紹介予定派遣を嫌がる(最初から正社員を希望する)傾向があると思います。
(5)自社社員からの紹介
これは、結構有効な方法でコストもあまりかかりませんし、人物面は紹介者が社員なので
安心ですね。ただ、該当人材を見つけるのは、結構大変かも知れません。
(6)WEBの有料募集媒体
リクナビやエンジャパンなど、求人案件を掲載し、応募者を集めるサービスがあります。
これは、掲載料を支払うことになりますので、最悪、結果を伴わないでコストだけ出ていく
可能性はあります。
ただ、この不況で掲載料を安くしている会社もありますので、検討するのも良いかも知れません。
これら以外にも、新聞への広告掲載、ブログやメルマガでの告知などが考えられます。
どのサービスもメリット・デメリットがありますので、自社の実情や予算に応じて最適な
方法をご検討されると良いと思います。
では、本日のブログはここまでにしたいと思います。
明日は祝日で、そのあとはクリスマスが待ってますね。
皆さん、素敵な休日をお過ごしください!
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