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面接のポイント(キャリアビジョン)・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.8)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”79回目の記事になります。
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年が明けてから早いものでもう1週間経過しましたね。
会社勤めの方は、仕事もスタートし、正月気分も抜けてきた頃でしょうか?
でも、明日から3連休の方も多いと思いますので、本格的な業務は、1月12日(火)から
という感じでしょうか?
さて、今年2回目のブログは、面接のポイントに関して記事を書きたいと思います。
今回は、面接する側(企業側)の視点で書きますが、その裏返しが求職者側へのアドバイス
になりますので、求職者の方にも参考になると思います。
まずは、ちょっとおさらいをします。
私が重視している採用選考基準は、以下の3つになります。
(1)目指している方向性(ベクトル)や価値観が合っているかどうか?
(2)担当して頂く業務内容を遂行できる能力があるかどうか?
(3)求職者が描いているキャリアビジョンを達成するための機会を提供できるかどうか?
これら3つのポイントを面接で確認することになります。
では、具体的にどんな質問をして、何を確認するのか、
順番に説明します。
質問1:キャリアビジョンは何ですか?
これは選考基準(1)と(3)に関係する重要な質問です。
求職者は、何をしたいのか?ここで本音を語って頂きます。
例えば、
・将来は、経営幹部や経営者を目指したい
・営業のプロフェッショナルを目指しています
・個人事業主として、独立・開業したい
・管理部門の業務は、すべて自分で対応できるような人材になりたい
など
いろいろとあると思いますので、まずはここを確認します。
ここがずれていると、なかなかこの先に話を進めるのは難しくなりますので、
この点に関しては、かなり突っ込んだ話をします。
例えば、
・「何故、経営者になりたいのか?」
・「経営者になって、何を達成したいのか?」
・「経営者にならないと、それは達成できないのか?」
など、深堀するため質問をしていきます。
このキャリアビジョンをしっかり考えている人材は、自分の軸がしっかりしているので
方向性が合っていると、お互いにとって非常に良いと思います。
ただ、残念ながら、このキャリアビジョンを真剣に考えている人は、非常に少ないです。
考えていたとしても、表面的なものが多く、深く考えていません。
キャリアビジョンは、その人にとっては、人生のテーマであり、個人の理念とも直結する
深~いお話になりますので、なかなか簡単には見つかりませんが、ここは非常に重要な
ポイントになりますので、出来る限り深くヒアリングすると良いと思います。
ちなみに、あなたが求職者の場合は、以下のメルマガがお薦めです。
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これは、私が発行しているメルマガです。現在、ちょうど人生のテーマ(理念)の考え方
に関して記事を書いていますので、まだ、人生のテーマが見つかっていない方は、これを
機会にじっくり考えて頂ければと思います。
また、人生のテーマを見つける人生最適化コンサルティングというサービスもあります。
⇒ http://tinyurl.com/cjumgle
このサイトは、私がアメリカ駐在中の部下のご主人である元ソニーの磯さんが運営して
いるサイトになります。磯さんは、アメリカで起業し、大成功された方ですので、非常に
参考になります。無料メルマガだけでもご購読されると良いと思います。
かなり長くなってしまいましたね。
今日は、ここまでにしたいと思います。
面接のポイントは、重要な内容になりますので、
数回に分けて記事を書きたいと思います。
追伸:私が開講しているネット講座の新春キャンペーンのお知らせです。
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書類審査のポイント(続編)・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.7)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”77回目の記事になります。
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12月28日(月)から急遽2泊3日で伊豆高原へ遊びに行ってきました。
そのため、ブログ記事投稿の周期が若干乱れています。
(この記事が2009年最後のブログ投稿になります。)
今日は大晦日、もうすぐ今年も終わりですね。
あなたにとって、2009年はどんな年でしたか?
私にとっては、今後の人生を左右する、非常に重要な年でした。
まさか、この大不況の真っ只中で、独立・起業することになるとは思っていませんでした
ので、本当に激動でしたね。
でも、独立して本当に良かったと思います。来年も頑張ってブログ書きますので、
末永く宜しくお願いします。
さて、今回のブログは、前回の続きを書きたいと思います。
軽く、前回のおさらいをすると、採用選考で重要なポイントは、以下の3つでしたね。
(1)目指している方向性(ベクトル)や価値観が合っているかどうか?
(2)担当して頂く業務内容を遂行できる能力があるかどうか?
(3)求職者が描いているキャリアビジョンを達成するための機会を提供できるかどうか?
これらのポイントを踏まえた上で、書類審査では、以下の内容を見ます。
(1)転職回数と在職期間
・基本的には、転職回数が多く、在職期間も1社あたり3年未満の経歴だとNGです。
・じっくり検討して入社した会社を3年間もいられないとなると、転職してもすぐ辞める
のでは?と思ってしまいます(実際にそういう人をたくさん見てきました)。
・また、何かにとことん打ち込み、成果を上げるためには、少なくても3年はかかると
思っています。3年未満の方は、途中で投げ出している可能性が高いと思います。
・転職理由が納得性の高い内容かどうかも確認します。
単に上司と合わない、仕事がつまらないという内容だとNGです。
上司との人間関係は、どこへ行っても起こりうる可能性がある問題です。また、仕事という
のは、取り組み方次第で、いくらでも有意義なものにできると思っています。
(2)担当してきた業務内容と成果
・これは、採用するポジションに関連する業務をどれだけ経験し、どんな成果を上げたのか
ということがポイントになります。
・営業の場合は売上実績、管理部門の場合はコスト削減、企画系の場合は企画内容や成果
などを中心にチェックします。
・具体的な数値で成果が表現されていると分かりやすいですね。
・あと、どれだけ創意工夫して業務に取り組んできたのか、どれだけ苦労したのか、という
ところも見ます。
(3)履歴書・職務経歴書で使われているキーワード
・志望動機やアピールポイントなど、自分の言葉で書かれている文章も大切だと思っています。
・そこで使われているキーワードで、価値観や考え方も感じ取ることができます。
私の場合、書類審査ではこの3つをチェックしています。
(1)と(2)が合格ラインであれば、面接に進めて良いと思います。
やはり、書類だけでは分かりませんので、ある基準を超えていて、時間が許されるのであれば
積極的に会ってお話する方が良いと思っています。
面接も場数を踏むと上手になり、人材の見極めもうまくなると思います。
私のクライアントでは、最近採用活動している会社が2社あるのですが、やはり過去の採用で
失敗しています(失敗内容は、一年以内で辞めてしまった、戦力にならなかったなど)。
その原因は、採用に慣れていなくて、面接での確認が表面的なものであったことが原因だと
思います。今回は、私も同席し、かなり深堀してヒアリングしましたので、恐らく大丈夫
だとは思いますが、人間ですから、何とも言えないですね。
ちなみに、2社とも年内に採用が決まりました。今後、どのような活躍をしてくれるのか
が楽しみです。
では、今年最後のブログはここまでです。
来年も皆様のお役に立つような記事を惜しむことなく書いていきたいと思いますので
是非、読んで頂けるとうれしく思います。
では、良いお年を!
P.S.この休暇を利用して、戦略構築の仕方を学ばれては如何でしょうか?
来年も厳しい年になりそうなので、従来の方法では、なかなか業績アップは
見込めないと思います。
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戦略的募集要項とは・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.4)
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戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”74回目の記事になります。
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12月26日(土)から冬休みに入る方が多いと思います。
私は会社勤めではないので、いつからいつまで冬休みというのはないのですが、一応
27日(日)までにすべての仕事を片付けて、28日(月)から休みにしようと心の中では
思ってます。どこか旅行にでも出かけてゆっくりしたいのですが、年末年始の予約は、もう
無理ですね。いつも、アクションが遅いと妻と子供に叱られます(苦笑)。
仕事のスピードは早いのですが・・・。
あなたは、どこか旅行へ出かけますか?
今は円高なので、海外旅行がいいかもしれないですね。
さて、今回も、中小・ベンチャー企業の採用戦略に関する記事を書きたいと思います。
今回は、71回目の記事に書いた採用ワークフロー(6)「募集要項を準備します」に関する
記事を書きたいと思います。
WEBなどの募集媒体、人材紹介会社などいろんな人材開発ソースを使って、広く適切な人材
を募集するわけですが、この募集要項をしっかり書かないと、ミスマッチ人材の履歴書
や職務経歴書を見ることになってしまい、非常に効率が悪くなります。
そこで今回のブログでは、特に会社のコアとなる正社員人材を採用するケースに関して
求人募集要項の記載内容に関するポイントを書きたいと思います。
◆基本は、全体的に相手目線で書く、また対等な立場であることを忘れずに!
あなたが求職者の場合、どんな情報がほしいでしょうか?
自社の視点ではなく、相手目線で考え、知りたいと思うことを詳しく書く、これが基本に
なります。また、決して採用する側の立場が上ではありません。私は、50:50だと
思っていますので、その点も考慮すると良いと思います。
では、詳細について書きますね。
(1)理念・ビジョン・経営戦略の概要
優秀な人材ほど、会社の理念、目指している方向、ビジョンやそのビジョンを達成するため
の戦略などを知りたいはずです。この内容は非常に重要なので、経営者自らが考え、原稿を
書くと良いと思います。ただ、経営戦略はあまり詳しく書けないかも知れませんので、公開
できる範囲で書いて、後は面接の際に詳しく説明すれば良いと思います。
(2)事業内容と事業戦略
これも公開できる範囲でということになりますが、非常に重要なポイントになります。
(3)今回の募集背景
なぜ、今回採用することにしたのか、その背景が分かるような説明があると求職者の理解が
深まると思います。
(4)募集するポジションの組織上の位置づけ
これは、書いてある通りです。レポートラインや部下、事業部内における他部門はどの
ような部門があるかなど、全体像と今回のポジションの位置付けが分かるような説明が
あると良いと思います。
(5)業務内容の詳細と期待成果
担当業務内容や会社が求めている成果、その時間軸など、可能な限り求職者がイメージ
しやすいように記載します。
(6)求めている人物像
具体的にどのような人物を求めているのか、過去のどんな経験がこの業務で活かせるのか、
想定されるものは、可能な限り詳しく書くと良いと思います。また、会社のカルチャー、
フィットする価値観も求職者としては気になるところなので、これらに関しても可能な限り
詳しく書くとミスマッチが防げます。
(7)キャリアパスの提示
また、将来的には、どのようなキャリアパスを提供できる可能性があるのかなど、自社が
求めていることを一方的に書くのではなく、求職者にとってのメリットも提示します。
これら以外には、会社紹介、条件面に関する内容、採用プロセスなど一般的な内容を記載
することは言うまでもありませんね。
中小・ベンチャー企業が優秀な人材を採用することは非常に大変です。
ビジネス戦略の構築だけではなく、採用に関しても戦略的に進める必要がありますね。
では、本日のブログはここまでにしたいと思います。来週はクリスマスですね。
娘へのプレゼントを買わないと・・・・。
では、来週もここでお会いしましょう!
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