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書類審査のポイント・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.6)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”76回目の記事になります。
まだ、1回目75回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

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今日は、クリスマスですね。
日本の場合は、25日のクリスマスよりも、24日のクリスマスイヴの方が盛り上がって
いるようですが、私が駐在していたアメリカでは、25日がメインで、その日は家族と
一緒に過ごすのが定番になっています。

ちなみに我が家は、ホームパーティを23日の祝日に済ませてしまいました。
今日は、普通に仕事です。

あなたは、どんなクリスマスをお過ごしですか?
さて、今回も、中小・ベンチャー企業の採用戦略に関する記事を書きたいと思います。

今回は、71回目の記事に書いた採用ワークフロー(9)「書類審査」に関する記事を書き
たいと思います。

前職は、人材紹介会社にいましたので、履歴書や職務経歴書は、何百枚と見てきました。
一方、採用する側の企業、特に中小・ベンチャー企業は、採用する専門部署がないのが
普通で、社長自ら対応している会社もありますし、誰かが兼務して対応している会社も
あります。

つまり、社員の採用にそれほど慣れていない人が採用しているわけです。

そこで、今回のブログでは、履歴書や職務経歴書のチェックポイントに関して書きたいと
思います。求職者側の視点で見ても、役に立つ内容だと思います。

まず、私が採用する側の立場にいれば、書類および面接などの選考にあたり、以下のポイント
を見させて頂きます。

基本は、大きな視点で考えると、以下の3つになります。

(1)目指している方向性(ベクトル)や価値観が合っているかどうか?

会社が目指している方向と求職者が目指している方向にずれがあれば、長続きしません。
また、男女の結婚観でも言えることですが、価値観が合っていないと、これも長続きしな
いと思います。

方向性や価値感が合っていないと、お互い不幸な結果となってしまいます。従って、これが
最も重要なポイントになります。しかし、この内容は書類ではなかなか分かりませんので、
面接で確認することになります。

(2)担当して頂く業務内容を遂行できる能力があるかどうか?

これは、今までの経歴内容と実績を見れば、大よその想像はつきます。
ご担当頂く予定の業務内容が、その求職者の強みとリンクしているのが理想です。

(3)求職者が描いているキャリアビジョンを達成するための機会を提供できるかどうか?

求職者が転職を考える理由としては
・現在の強みが活かせない
・将来のキャリアビジョンを達成するために足りないもの(スキル・経験・人脈など)
を身につけたい

という内容が重要だと思っています。
その機会を会社として準備できないとなると、採用したとしても長続きしません。

これについては、面接でどのように考えているのか、確認する必要があります。
上記の(1)と(3)は、書類だけではなかなか分かりませんので、面接で確認すること
になります。一方、(2)に関しては、書類を見れば分かる内容です。

ちょっと長くなりそうなので、今日はここまでにしたいと思います。

では、来週ここでお会いしましょう。

来週のブログが、戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”2009年最後の投稿
になります。

では、クリスマスを楽しんで下さい!

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戦略的募集要項とは・中小ベンチャー企業の採用戦略(Vol.4)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”74回目の記事になります。
まだ、1回目73回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
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※お蔭様で、読者は13,190名を超えました!
12月26日(土)から冬休みに入る方が多いと思います。
私は会社勤めではないので、いつからいつまで冬休みというのはないのですが、一応
27日(日)までにすべての仕事を片付けて、28日(月)から休みにしようと心の中では
思ってます。どこか旅行にでも出かけてゆっくりしたいのですが、年末年始の予約は、もう
無理ですね。いつも、アクションが遅いと妻と子供に叱られます(苦笑)。

仕事のスピードは早いのですが・・・。

あなたは、どこか旅行へ出かけますか?
今は円高なので、海外旅行がいいかもしれないですね。
さて、今回も、中小・ベンチャー企業の採用戦略に関する記事を書きたいと思います。

今回は、71回目の記事に書いた採用ワークフロー(6)「募集要項を準備します」に関する
記事を書きたいと思います。

WEBなどの募集媒体、人材紹介会社などいろんな人材開発ソースを使って、広く適切な人材
を募集するわけですが、この募集要項をしっかり書かないと、ミスマッチ人材の履歴書
や職務経歴書を見ることになってしまい、非常に効率が悪くなります。

そこで今回のブログでは、特に会社のコアとなる正社員人材を採用するケースに関して
求人募集要項の記載内容に関するポイントを書きたいと思います。

◆基本は、全体的に相手目線で書く、また対等な立場であることを忘れずに!
あなたが求職者の場合、どんな情報がほしいでしょうか?

自社の視点ではなく、相手目線で考え、知りたいと思うことを詳しく書く、これが基本に
なります。また、決して採用する側の立場が上ではありません。私は、50:50だと
思っていますので、その点も考慮すると良いと思います。

では、詳細について書きますね。

(1)理念・ビジョン・経営戦略の概要

優秀な人材ほど、会社の理念、目指している方向、ビジョンやそのビジョンを達成するため
の戦略などを知りたいはずです。この内容は非常に重要なので、経営者自らが考え、原稿を
書くと良いと思います。ただ、経営戦略はあまり詳しく書けないかも知れませんので、公開
できる範囲で書いて、後は面接の際に詳しく説明すれば良いと思います。

(2)事業内容と事業戦略

これも公開できる範囲でということになりますが、非常に重要なポイントになります。

(3)今回の募集背景

なぜ、今回採用することにしたのか、その背景が分かるような説明があると求職者の理解が
深まると思います。

(4)募集するポジションの組織上の位置づけ

これは、書いてある通りです。レポートラインや部下、事業部内における他部門はどの
ような部門があるかなど、全体像と今回のポジションの位置付けが分かるような説明が
あると良いと思います。

(5)業務内容の詳細と期待成果

担当業務内容や会社が求めている成果、その時間軸など、可能な限り求職者がイメージ
しやすいように記載します。

(6)求めている人物像

具体的にどのような人物を求めているのか、過去のどんな経験がこの業務で活かせるのか、
想定されるものは、可能な限り詳しく書くと良いと思います。また、会社のカルチャー、
フィットする価値観も求職者としては気になるところなので、これらに関しても可能な限り
詳しく書くとミスマッチが防げます。

(7)キャリアパスの提示

また、将来的には、どのようなキャリアパスを提供できる可能性があるのかなど、自社が
求めていることを一方的に書くのではなく、求職者にとってのメリットも提示します。

これら以外には、会社紹介、条件面に関する内容、採用プロセスなど一般的な内容を記載
することは言うまでもありませんね。

中小・ベンチャー企業が優秀な人材を採用することは非常に大変です。

ビジネス戦略の構築だけではなく、採用に関しても戦略的に進める必要がありますね。
では、本日のブログはここまでにしたいと思います。来週はクリスマスですね。
娘へのプレゼントを買わないと・・・・。
では、来週もここでお会いしましょう!

P.S 現在、開講中のネット講座のお知らせです。冬休みに受講されては如何でしょうか?
戦略的ビジネス構築ネット講座シリーズ ~既存ビジネスの梃入れ編~
に関しては、こちらから詳細情報をご確認頂けます。
http://www.knowledge.ne.jp/ksa/247667-1-1659

ちなみに入門編が現在無料公開されています。ご興味がある方は、ご受講下さい
(無料なので、リスクはまったくありません)。
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経営理念と事業理念の関係性とは?

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”4回目の記事になります。
まだ、1回目3回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

戦略企画.comと戦略コンサルタントブログ”気づきのシェア”を立ち上げて
から一週間が経過しました。その間、いろんな方からありがたいコメントを
頂きましたので、一部紹介させて頂きたいと思います。

・サイト拝見させて頂きました。ますますご活躍されていますね!
・サイト拝見しました。初々しい感じが伝わってきます。
・ビジネス界の戦士みたいなイメージ。今迄戦い抜いてきた強さを感じました。
・よくできていますね。自分のBlogで紹介しておきますよ。
・経歴から戦略企画.comを理解するページが印象的でこのビジネスに対する
熱い思いを強く感じました。
・徐々にコンテンツが増えると、すごく良質なサイトになるように感じます。
・戦略色やワークフローなど出ており、分かりやすいと思います。
個人的には、三宅さんのプロフィールが事業への思いなど伝わりとても
素敵だと思います。

などなど、これら以外にもたくさんコメント頂きました。みなさん、ありがとう
ございます。みなさんのお役に立てるよう、全力で頑張ります!

さて、今回のテーマは、”経営理念と事業理念の関係性”についてです。
あなたは、どう思われますか?(ちょっと考えて見てください)

これは、比較的想像するのが難しくないと思います。
経営理念が上位理念、会社という箱を全体的に覆っているようなイメージで
その箱の中に納まる形で事業理念があります。イメージ湧きますかね?

経営理念は会社の原点、事業理念は事業の原点です。
まだ、規模が小さい中小・ベンチャー企業は、単一事業を展開しているケースが
多いので、それらの区別が明確にない会社が多いかも知れません。

ちなみに我社(アクシスコンサルティング)の経営理念は、
”新しい社会的価値の創造”です。この理念をベースに新しい事業を考えています。

私の事業部(戦略企画アウトソーシング事業)の理念は、まだ明確に言語化できて
いないのですが主旨は、”中小・ベンチャー企業をグローバル社会でも元気に活躍
できる企業にするお手伝いをすることによる社会貢献”もしくは”中小・ベンチャー
企業の業績アップをサポートすることによる社会貢献”です
(まだ、うまくまとまってないですね)。

これは、上位理念である経営理念との整合性が取れていると思っています。
どんな新しい価値があるのか?については、こちらを読んで頂けると分かりやすい
と思います(戦略企画.comとは)。

ここで言いたいのは、経営理念と事業理念の整合性が取れているか?ということです。
新規事業をただ”儲かりそうだから”、”なんだかニーズがありそうだから”という理由で
はじめるとうまく行かないかも?知れません
(ただでさえ、新規事業を成功させるのは大変です)。

この点をあなたに注意して頂きたいと思い、このテーマで書いてみました。
事業がうまくいっていない会社、事業部は、この点から見直すと良いかも知れませんね。

さて、理念にはもう一つ重要な役割があります。それは、”最高意思決定基準”です。
ビジネスを進めていくと、いくつもの壁にぶち当たります(私も何度壁にぶち当たった
ことか)。いろんな意思決定をしなければいけません。

その時の判断基準になるのが、経営理念や事業理念になります。

次回は、理念と意思決定の関係性について書こうと思います。

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