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2009-07

ターゲット顧客(続編)・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.6)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”31回目の記事になります。
まだ、1回目30回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

また、私が運営している”グローバルプロフェッショナルキャリア研究所(GPC研究所)”
も是非見て下さい。こちらは、個人向けの戦略的キャリアアップ支援サイトになります。

このブログを始めてから3か月経過しました。現在、月間のユニークユーザー数が約2,500、
PV数が約15,000、セッション数が約10,000、平均滞在時間がなんと約30分、
新規訪問者が全体の約30%(リピーターが70%)という内容です。

お蔭様で多くの方々に定期的にこのブログを読んで頂いていることが
分かります。驚いたのは、

・セッション数がユニークユーザー数の約4倍
(通常は、これらの数字はほぼ同じになります)
・平均滞在時間が30分と長い
・リピーターの方が多い

という点です。長時間に渡り、私が書いた記事を
読んで頂いているということになります。

これは、非常に励みになります。
また、読者の方から記事更新したらすぐ読みたいので
メルマガ配信もしてほしいというありがたい
リクエストも頂きました。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”メルマガ版に
関しては、現在まぐまぐの審査中ですので、準備
が整いましたら、また皆さんへお伝えしたいと思います。

前置きが長くなりましたが、本日の本題に入ります。
前回は、ターゲット顧客に関する記事でしたね。
今回もその続編として、別の事例を紹介したいと思います。

今回は、私のビジネスの事例です。
戦略企画アウトソーシングビジネスを立ち上げた際、
明確なターゲット顧客は決まっていませんでした。

まずは、人脈をあたってどんなニーズが
あるのかを探ろうとしたのです。

そのため、会社の規模でいうと大手・中小・ベンチャーを
また業界としては、人材ビジネス業界とIT業界
(たまたまこの業界に人脈を持っていたので)を巡回しました。

また、提供するソリューションは、管理系
(事業計画書の作成、中期事業計画など)を想定
していました。経営企画や事業企画業務をまるごと
アウトソーシングするようなイメージのサービスです。

全部で20社ほど巡回したのですが、見えてきたのは

◆不況の影響もあり、どの会社も売上に直結する
営業・マーケティング系で困っていたこと

◆明確な戦略をもっていないこと
(戦略を考えることができる人材がいない)

◆技術系出身の社長が多い(特にITベンチャー企業)

◆人材ビジネス業界は、財務的・人的余裕がない(日々の業務に追われている)

◆大手は、意思決定に時間がかかりそう

ということでした。

そこで、私は以下のターゲットに絞ることにしました。
◆ITベンチャー企業(社員20名以下程度)
◆SIではなく、独自のITソリューションを持っている会社(特にストック型ビジネス)
◆技術系出身の経営者もしくは経営幹部の会社
◆営業・マーケティング系のソリューションを求めている会社(この領域が弱い会社)

理由としては
◆ITベンチャーは、技術系出身の社長が多く、良いソリューションを持っている。
また、オーナー系社長が多いので、意思決定が早い。

◆しかし、経営者や社員の営業・マーケティング力が弱い。
⇒自分自身は、営業・マーケティング系に強いので補間関係にある。

◆利益率が高く、ストック型のビジネスを展開しているので、この不況でもそれほど大きな
影響を受けていない(つまり、コンサルティングを依頼する余裕がある)。

実際に私のクライアントになって頂いた企業は、これらの条件をほぼ満たしている企業です。
受注までの時間も比較的短期間です(それでも3~4回は足を運んでいますが)。

このケースは、新規事業の立上げのケースですが、既存事業に
おけるターゲット顧客の再定義は比較的容易です。

それは、過去のデータがあるからです。

過去、どんな企業がクライアントとなり、
売上や利益が高いのか、自社の強みが生かせ、
クライアントに対して大きな価値を提供できるのは
どのような領域のどんなお客様なのか?

をよく分析した上で、ターゲット顧客を絞り
込むと良いと思います。

今回もちょっと長い記事になってしまいましたが、
ターゲット顧客と商品・サービスに関して
ご理解頂けたでしょうか?

まずは、現状のターゲット顧客と商品・サービスが
どうなっているのか、整理すると良いと思います。
うまくいっていない場合は、必ずなんらかの課題があるはずです。
その課題を見つけ、戦略を練り直して下さい。

では、次回のブログも楽しみにしていて下さいね。

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ターゲット顧客・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.5)

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”記念すべき
30回目の記事になります!

まだ、1回目29回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
スタートしてから3か月で30記事に到達しました!

次は40記事到達目指して頑張りますので、
皆さん応援宜しくお願いします。

先日、世界No.1マーケッターであるジェイ・エイブラハム
来日記念講演会に参加してきました。

本日(16日)から3日間に渡り、ジェイが
新宿パークタワーでセミナーを開催します
(戦略的ビジネス構築セミナー)。

そのため、来日を記念してセミナーが開催されたのだ
と思います(裏事情は、恐らく最後の集客の
ためだと推測します)。

内容としては、主催会社であるラーニングエッジ・
鳥内取締役の講演が約1時間程度、
その後、ジェイが約1時間程度
話をしました。

私としては、3月にジェイのコンテンツに
関する高額セミナーに参加していますので、
特に目新しい情報はなかったのですが、一つ響いた
言葉があったので、あなたへシェアしたいと思います。

鳥内さんの講演の中で、”理念の仕組み化”という
キーワードがありました。

私は、この言葉に反応しました。
私の理念は、”グローバルに通用するプロフェッショナルを
一人でも多く創出すること”です。

この理念を基準に、ビジネスプランや戦略を考え、
行動を起こしています。そこで、改めて
理念達成を追求するための”仕組み化”が
必要であると感じました。

今後のテーマとして、じっくり考えて
いきたいと思います。

さて、本日のテーマである
「戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編」
に話を戻したいと思います。

このテーマに関する前回までの流れは、
USPに関する説明でしたね。

今回は、戦略チェックシートにおける
項目(3)ターゲット顧客像と対象商品・サービス
に関して、詳しく説明したいと思いますので、
最後までお付き合い下さい。

戦略を考える上で、誰に、何を売るのか?
ということが重要な要素となります。
非常に単純な話なのですが、
これが非常に重要な意味を持っています。

あなたのビジネスは、誰がターゲットで、
どんな商品やサービスを提供していますか?

そのターゲットは、明確にプロファイリング
できていますか?ビジネスの原理原則は、
”顧客の満たされていないニーズを満たすこと”です。

誰が、どんなことに困っているのでしょうか?

例えば、”砂漠にいる人”に”冷たい水”という
商品を提供するとどうでしょうか?

ご存知の通り、砂漠は非常に暑く、
水がありません。ここで水を販売すれば、
多少高くても飛ぶように売れるでしょう。

一方、お腹がいっぱいの人に、更に食べ物を
売ったらどうでしょうか?安くても売れないと思います。
これがポイントです。

違う事例を考えてみましょう。
現在は、大不況です。企業は固定費を減らそうとし、
一方で売上を上げたいと思っています。

私が以前所属していた会社は、人材紹介会社です。
企業は、どんな状況でしょうか?

お腹がいっぱいの状態ですね。

人材派遣も同じような状況です。
このような企業を相手に一生懸命、
人材紹介や人材派遣のサービスを
提供しようとしても無理があります。

でも、不況に関係なく、元気な会社も存在します。
そのような会社は、優秀な人材や労働力を
求めているかも知れません。

そのような会社をターゲットにし、人材紹介や
人材派遣サービスを提供すれば、
可能性はゼロではありません。

ちょっと長くなりましたので、
続きは次回のブログで書きますね。

ここは、非常に重要なポイントになりますので、
もう少し時間をかけて説明したいと思います。

次回のブログも楽しみにしていて下さい。

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個人事業主として独立開業(独立起業)する方法とは?

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こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。

戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”29回目の記事になります。
まだ、1回目28回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。

本日のテーマは、個人事業主の開業に関してお話しますね。
私は、6月末で会社を退職し、個人事業主として独立しました。

個人事業主は、誰でも簡単になれます(でも、それで生計
を立てるには、やはり戦略性が大事だと思います)。
必要な手続きは非常に簡単です。

まず、以下のURLより必要な書類をダウンロードします(無料です)。

個人事業の開廃業等届出書:
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/04.pdf

必要な情報は以下の通りです。
・事業所の住所(私の場合は、自宅を事務所にしています)
・氏名、生年月日
・職業(例:コンサルタント)
・屋号(例:戦略企画ドットコム)
・開業日(例:2009年5月1日)
・事業概要(例:ITベンチャー企業向け戦略コンサルティングと実行支援)

これらの情報を記入し、捺印して管轄の税務署へ提出するだけです。
非常に簡単です。

但し、青色申告にする場合は、以下の書類の提出が必要になります。

所得税の青色申告承認申請書:
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/09.pdf

青色申告って何?と思われたと思います。
申告方法は、白色と青色があります
(何故、白と青なのかは不明ですが)。

違いは、控除額と記帳方法です。

◆白色申告の場合(控除額=10万円、現金収支の簡易簿記でOK)
◆青色申告の場合(控除額=65万円、複式簿記が必要で、決算書の提出が必要)

税金=(事業所得-控除額-経費)×税率
なので、青色申告の方が控除額が大きく、
税金も安くなりますが、その代わり決算書の作成
が必要なので、確定申告が非常に面倒です。

ちなみに、年間の事業所得が300万円以上であれば、
問答無用で青色申告にする必要があります。

また、青色申告にする場合は、開業日から
2か月以内に「所得税の青色申告承認申請書」を提出
する必要があります。

私の場合は、開業日を2009年5月1日にして、
その場で所得税の青色申告承認申請書も提出
しました。提出日は、6月29日になります。

提出時は、控えをもらうためにコピーを持参し、
受付印をもらって自分の控えにすると良いと思います。

これで、個人事業主としての開業手続きは完了です。
後はしっかり稼いで、税金を納めれば
OKということですね。

退職に伴い、年金と健康保険の切り替え処理も必要です。
これも面倒ですよね。

27回目の記事でも説明しましたが、独立に伴う処理として、
ここでも再度説明しますね。

まず、年金ですが厚生年金から国民年金への
切り替えが必要です。これは、退職後に
退職証明書と年金手帳を持って区役所へ行けばOKです。
その場で手続きしてもらえます。

国民年金は、一律で約15,000円です。
私の場合は、厚生年金よりもかなり安くなりました。

その分、将来もらえる年金額も減りますので、
しっかり稼いでおく必要がありますね。

問題は、健康保険です。会社員だった方は、
国民健康保険(国保)への切り替え、もしくは
任意継続(これは2年間になります)という
2つの選択肢があります。

これは、人によって金額が違うので、国保の料金に
関しては区役所、任意継続に関しては
最寄の社会保険事務所へ行って
金額を確認してから手続きするのをお薦めします。

この辺の詳細情報をお知り
になりたい方は、
今すぐできる!! 国民健康保険料の激減マニュアル
の購入をお薦めします。

ちなみに、私は迷うことなく買いました
(返金保証と無料相談付きだったので)。

私のケースだと、任意継続の方が年間で
20万円以上安かったので、任意継続を選びました。

国保は、中央区の場合、住民税をベースに計算するので、
住民税が下がらないと国保も安くなりません。

これは、人によって全然違いますので、
正しい情報を仕入れてから判断すると
良いと思います。

今日は、非常に長くなってしまいましたが、
個人事業主として開業する方法に
関しての記事でした。

あなたが独立する際は、この記事を
是非参考にして下さいね。

では、次回のブログも楽しみにしていて下さい。

追伸:ビデオ講座のご案内です。
お金をかけないで手堅く独立起業する方法
フェーズ1:起業準備・計画立案編

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