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既存事業 梃入れ のアーカイブ
営業用資料(代理店向け)・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.24)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”55回目の記事になります。
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さて、本日のテーマは、25回目の記事に投稿した戦略チェックシート(21)の
”販売促進用の資料の種類とその内容は?”になります。
あなたも自社の商品やサービスを説明する資料を活用して、日々営業されていると
思います。その中には、一枚のパンフレットもあれば、数十ページのパワーポイントの
資料など、いろんな資料があると思います。
この資料の完成度は、成約に影響を与えます。
では、どんな資料が良いのか、私の今までの経験からお話したいと思います。
まず、大前提として、見込み客はこれらの資料を真面目に隅から隅まで見てくれないと
思って下さい。みなさん仕事でお忙しいので、ゆっくり資料に目を通している時間が
ありません。自分に関心がないテーマだと尚更です。
従って、資料はシンプルで分かりやすく、要点がまとまっているものが良いと思います。
商材やサービス内容、資料を読む相手にもよりますが、パワーポイントであれば10ページ
以内程度にまとめないと読む方としては、大変です。
あまり資料の枚数が多いと、結果的に読んでもらえないということになります。
現在、実際にクライアントに対してアドバイスしている営業用資料がありますので、その
事例を紹介します。その資料は、20ページ以上あり、とても全部に目を通す気持ちには
なれないようなものでした。また、資料を読む相手が代理店候補と直販のお客様向けの
両方だったので、この点からも見直しが必要になります。
まずは、代理店候補企業向けの資料を10ページ程度にまとめるようにアドバイスしました。
その資料の構成は、以下の通りです。
(1)自社の会社説明:1ページに簡潔にまとめます。企業としての信用力を示す必要が
あります。
(2)●●とは:●●には商品名やサービス名が入ります。どんな商品(もしくはサービス)
なのかが簡単に分かるように、1~2ページにわかり易くまとめます。
(3)●●を活用するメリット:これは代理店候補向け資料ですが、エンドユーザー目線で
メリットを簡潔にまとめます。代理店として売りやすいかどうかを見極めてもらいます。
(4)料金体系:エンドユーザー向けの料金体系を1ページにまとめます。価格は、意思決定
する上で重要な要素となりますので、分かりやすく表にまとめて見せるようにします。
(5)代理店としてのメリット:今度は、代理店目線でどんなメリットがあるのかを簡潔に
まとめます。これは、それぞれの会社に応じて、多少カスタマイズすると良いと思い
ます。その会社(代理店候補)の強みが活かせ、シナジー効果があることをアピール
すると説得力が増します。
(6)代理店契約内容:代理店契約する上で重要な意思決定要素の一つになりますので、
重要なポイントを1ページにまとめます。
ここまでで、だいたい6~7ページ程度です。
あとは、導入実績や導入事例集(どんな企業が採用し、どんな成果を上げているか、また
顧客の生の声など)を別途用意して、相手が興味を引きそうな事例を数ページ追加すれば、
代理店候補向けの営業資料が完成します。
ポイントは、
●どのような商品、サービスでどんなメリット(ベネフィット)があり、それは他社の商品、
サービスと何が違うのか?
●代理店として、この商品、サービスを販売するとどんなメリットがあるのか?
●料金体系、得られる収益、契約内容はどのような内容なのか?
という、意思決定に必要な重要事項を相手目線で簡潔にわかりやすくまとめることに
なります。
あなたも、資料を見せる相手をもう一度思い浮かべて、相手目線で資料を見直してみて
下さい。きっと、ポジティブな変化があると思います。
では、本日のブログは、ここまでにしたいと思います。
また、週の後半にここでお会いしましょう。
P.S:営業資料を見直してほしいという簡易的なスポットコンサルティングも対応可能です
ので、現在、営業で困っている企業の幹部社員の方は、お気軽にお問合せ下さい。
お問合せは、こちらからどうぞ。
⇒ http://strategy-plan.com/inq.html
クライアントの声・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.23)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”54回目の記事になります。
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さて、本日のテーマは、25回目の記事に投稿した戦略チェックシート(20)の
”過去の成功事例や顧客の声を販促ツールに活用しているか?”になります。
あなたは、どうですか?
過去の成功事例やクライアントの生の声を販促ツールとして活用されていますか?
ちなみに私のビジネスの場合は、成功事例に関してはこのブログでも紹介していますし、
見込み客との面談の際は、他社ではこんな方法で成功しています、という感じでさりげなく
自分のサービスをアピールしています。
この”さりげないアピール”が重要なんですね。
まだ、信頼関係が構築できていない見込み客にいきなりアピールしても、”本当なのかな?”
と思われてしまいます。
また、私の場合は、クライアントの声をWEBサイトに掲載しています。
WEBサイトのログ解析を見ると、それほどたくさん見られているわけではありませんが
ブログ記事も合わせて約280ページのサイトコンテンツ中、上位30位以内のページビュー数
となっていますので、それなりに見られていると思っています。
ちなみに私の場合は、Q&A方式で掲載しています。
ちょっとのぞいて見て下さい。こんな感じです。
⇒ http://strategy-plan.com/cc.html
USP(ユニークセリングプロポジション)で自社のサービスをアピールしたり、商品や
サービスの特長、メリットを自分達でアピールしても、顧客側の心理としては
”本当なの?”と思うわけです。
そこで、御社のサービスを体験した顧客の生の声を拾い、ポジティブな内容に関しては
販促ツールとしてWEBサイトに掲載したり、営業資料に反映して活用すると効果的です。
最近は、口コミサイトやブログの書き込みを見て商品やサービスの購入を決める人が
増えてきましたので、見込み客を開拓する上で非常に重要な要素となっています。
では、ネガティブな声はどうすれば良いのか?ですが、これは自分達の商品、サービスに
対する率直な意見として真摯に受け止め、改善策を考える上での参考データとして活用
すれば良いと思います。
今日は、成功事例やクライアントの声を販促ツールとして活用する方法に関して説明しました。
あなたも是非試して見て下さい。
もう週末ですね。明日から3連休の方も多いと思います。
みなさん、連休を楽しんで下さいね。
では、また来週、ここでお会いしましょう。
P.S:中小・ベンチャー企業の経営者、経営幹部へお知らせがあります。
来る10月14日、東京ミッドタウンにおいて、中小・ベンチャー企業向けの資金調達や売上アップ
をテーマにしたスペシャルセミナーが開催されます。詳細は、以下のURLよりご確認下さい。
http://ginkou.moo.jp/seminar/20091014/12
開催日まで一週間を切りました。お早めにお申し込み下さいね。
USPの詳細説明・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.4)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”27回目の記事になります。
まだ、1回目~26回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
独立してから早いもので1週間経過しました。
退職するといろんな煩わしい手続きがあります。
例えば、厚生年金から国民年金への切り替え手続きであったり、
健康保険を国民健康保険へ切り替えたりといった手続きです。
国民年金は、一律で月額約15,000円となり、厚生年金
よりも安くなって良いのですが
(その分、もらえる金額も下がるようですが)、
健康保険は、私の場合、国保にすると大幅アップとなります。
ちょっとビックリするぐらい高くなるので、何とかならないか?
と調べていたところ、「今すぐできる!! 国民健康保険料の激減マニュアル」
というのを見つけて、早速購入してみました。
すると、なんと年間で約20万円以上も安くする
ことが出来ました。脱サラして、個人事業主になる方に
お薦めのマニュアルです。
将来、法人化するときの節税対策も書いてあります。
さて、今日の本題ですが、今まで既存事業における
戦略立案フローについて記事を書いてきました。
その中でUSP(ユニークセリングプロポジション)
という重要な内容が出てきましたので、
前回に引き続きUSPに関して、その詳細
内容を説明したいと思います。
USPは、簡単に言うと
「他社との差別化ポイント」や「私があなたからその商品やサービス
を買わなければいけない理由」でしたね。
また、相手に対してベネフィットを明確にすること
が大切です。では、このUSPをどうやって作成したら
良いのかを説明したいと思います。
まず、事前準備として、以下の項目を明確にする必要があります。
◆自社の強みを明確にする(会社独自の強み、価値は何か?)
◆競合のUSP、強み、弱みに関する分析
◆ターゲット顧客の明確化と満たされていないニーズは何か?
これらを明確にするには、以前紹介した3C分析や4P分析を
活用すると良いと思います。
最強のUSPは、
◆自社が圧倒的に強い領域
◆競合他社が弱い領域
◆ターゲット顧客が満たしてほしい領域
⇒この3つが交わる領域が最も勝てる領域と言えます。
また、USPを校正する要素としては
-地理的要素(特定地域)
-価格的要素(圧倒的な価格メリット)
-選択肢(バリエーションが豊富)
-量的要素(量が多い)
-サービス内容(サービス内容が良い)
-納品・実行までの時間(早い)
-専門性(専門性が高い)
-サイズ・大きさ(小さい・大きい)
-期間(短い・長い)
-リスクリバーサル(返金保証)
が考えられます。
例えば、FEDEXの昔のUSPは、「翌日に配達します」でした。
当時のアメリカは、国土が広いということもあり、
翌日に配達する会社(FEDEXの競合他社)は
存在しませんでした
(今は、競合他社も翌日配達可能なので、
USPにはなりませんが)。
非常に簡潔で分かりやすいUSPで、翌日に配達するという
ベネフィットも明確です。但し、USPは環境変化(時代の変化、
競合他社の変化、自社の変化など)に応じて常に更新する必要があります。
あなたのビジネスにおけるUSPを考えて見て下さいね。
では、今日はこの辺で。
次回も楽しみにしていて下さい。
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