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2009
個人事業主として独立開業(独立起業)する方法とは?
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”29回目の記事になります。
まだ、1回目~28回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
本日のテーマは、個人事業主の開業に関してお話しますね。
私は、6月末で会社を退職し、個人事業主として独立しました。
個人事業主は、誰でも簡単になれます(でも、それで生計
を立てるには、やはり戦略性が大事だと思います)。
必要な手続きは非常に簡単です。
まず、以下のURLより必要な書類をダウンロードします(無料です)。
個人事業の開廃業等届出書:
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/04.pdf
必要な情報は以下の通りです。
・事業所の住所(私の場合は、自宅を事務所にしています)
・氏名、生年月日
・職業(例:コンサルタント)
・屋号(例:戦略企画ドットコム)
・開業日(例:2009年5月1日)
・事業概要(例:ITベンチャー企業向け戦略コンサルティングと実行支援)
これらの情報を記入し、捺印して管轄の税務署へ提出するだけです。
非常に簡単です。
但し、青色申告にする場合は、以下の書類の提出が必要になります。
所得税の青色申告承認申請書:
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/09.pdf
青色申告って何?と思われたと思います。
申告方法は、白色と青色があります
(何故、白と青なのかは不明ですが)。
違いは、控除額と記帳方法です。
◆白色申告の場合(控除額=10万円、現金収支の簡易簿記でOK)
◆青色申告の場合(控除額=65万円、複式簿記が必要で、決算書の提出が必要)
税金=(事業所得-控除額-経費)×税率
なので、青色申告の方が控除額が大きく、
税金も安くなりますが、その代わり決算書の作成
が必要なので、確定申告が非常に面倒です。
ちなみに、年間の事業所得が300万円以上であれば、
問答無用で青色申告にする必要があります。
また、青色申告にする場合は、開業日から
2か月以内に「所得税の青色申告承認申請書」を提出
する必要があります。
私の場合は、開業日を2009年5月1日にして、
その場で所得税の青色申告承認申請書も提出
しました。提出日は、6月29日になります。
提出時は、控えをもらうためにコピーを持参し、
受付印をもらって自分の控えにすると良いと思います。
これで、個人事業主としての開業手続きは完了です。
後はしっかり稼いで、税金を納めれば
OKということですね。
退職に伴い、年金と健康保険の切り替え処理も必要です。
これも面倒ですよね。
27回目の記事でも説明しましたが、独立に伴う処理として、
ここでも再度説明しますね。
まず、年金ですが厚生年金から国民年金への
切り替えが必要です。これは、退職後に
退職証明書と年金手帳を持って区役所へ行けばOKです。
その場で手続きしてもらえます。
国民年金は、一律で約15,000円です。
私の場合は、厚生年金よりもかなり安くなりました。
その分、将来もらえる年金額も減りますので、
しっかり稼いでおく必要がありますね。
問題は、健康保険です。会社員だった方は、
国民健康保険(国保)への切り替え、もしくは
任意継続(これは2年間になります)という
2つの選択肢があります。
これは、人によって金額が違うので、国保の料金に
関しては区役所、任意継続に関しては
最寄の社会保険事務所へ行って
金額を確認してから手続きするのをお薦めします。
この辺の詳細情報をお知り
になりたい方は、
「今すぐできる!! 国民健康保険料の激減マニュアル」
の購入をお薦めします。
ちなみに、私は迷うことなく買いました
(返金保証と無料相談付きだったので)。
私のケースだと、任意継続の方が年間で
20万円以上安かったので、任意継続を選びました。
国保は、中央区の場合、住民税をベースに計算するので、
住民税が下がらないと国保も安くなりません。
これは、人によって全然違いますので、
正しい情報を仕入れてから判断すると
良いと思います。
今日は、非常に長くなってしまいましたが、
個人事業主として開業する方法に
関しての記事でした。
あなたが独立する際は、この記事を
是非参考にして下さいね。
では、次回のブログも楽しみにしていて下さい。
追伸:ビデオ講座のご案内です。
「お金をかけないで手堅く独立起業する方法」
フェーズ1:起業準備・計画立案編
グローバル・プロフェッショナル・キャリア(GPC)研究所を立上げました!
- 2009-07-11 (土)
- グローバルプロフェッショナル
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”28回目の記事になります。
まだ、1回目~27回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
独立してから11日が経過しました。
ようやく落ち着いてきたところです。
今日は、半年前から準備していた、
私の新しいビジネスの紹介記事です。
きっと、このブログを読んでいる志の高い読者であるあなたには、
興味がある内容だと思います。
元々副業として考えていたBtoCビジネスで、ネットとリアルを
組み合わせたビジネスモデルに
なります。
まずは、運営サイトをご覧下さい。
グローバルプロフェッショナルキャリア研究所
グローバルプロフェッショナルを目指すビジネスパーソンに
特化した戦略的キャリアアップ支援サイト
運営サイトのタイトルにあるように、ターゲットは
”グローバル・プロフェッショナルを目指す
ビジネスパーソン”になります。
メインは、30代の会社員になります
(もちろん、20代と40代の会社員の方でも大丈夫です)。
提供するサービスは、”戦略的キャリアアップ支援サービス”になります。
ビジネスコンセプトをもう少し詳しく説明すると
◆グローバル化により環境変化が激しい世の中になってきました。
⇒リーマンショックによる100年に一度と言われている
現在の状況を見れば分かりやすいと思います。
◆いつ会社が倒産するか分かりませんし、戦力外通告を受けるかも知れません。
⇒アメリカ駐在中もこのような状況を目の当たりにしてきましたし、ついこの前退職した
会社でも同じようなことが起こっています。
◆そんなとき、頼りになるのは自分だけです。
⇒会社は、いざとなれば冷たいです。最後まで面倒は見てくれません。
◆でも、突然自分一人で生きていけと言われても途方にくれるだけです。
⇒そこで、会社に在籍している間に、どこでも通用する考え方や
スキルを身につけておきましょう。
というコンセプトのサービスになります。
これからは、
(1)世の中で満たされていないニーズを見つけ
(2)ビジネスモデルを考え
(3)戦略を考え
(4)組織・人事を考え
(5)マネジメントする
という一連の経営に関する知識や能力がないと、
このように変化が激しく厳しい時代においては、
安定的に利益を稼ぎ、会社や事業部を存続させる
ことは難しくなるでしょう。
個人事業主として生計を立てるにしても
同じような能力が必要となります。
このような能力を身につけて頂くための有益な
情報や教育プログラムを提供するのが
GPC研究所のミッションになります。
まずは、私のメルマガ(無料です)
会社に依存しない”グローバル・プロフェッショナル”を目指す会社員応援メルマガ
を読んで頂けると幸いです。
ご登録は、こちらから可能です。
今日のブログは、GPC研究所の紹介でした。
いつか、このビジネスに関する戦略を説明したい
と思います。
では、次回のブログも楽しみにしていて下さい。
USPの詳細説明・戦略立案ワークフロー・既存事業の梃入れ編(Vol.4)
こんにちは!
戦略コンサルタントの三宅巧一です。
戦略コンサルタントブログ ”気づきのシェア”27回目の記事になります。
まだ、1回目~26回目の記事をお読みでない方は、是非ご覧下さい。
独立してから早いもので1週間経過しました。
退職するといろんな煩わしい手続きがあります。
例えば、厚生年金から国民年金への切り替え手続きであったり、
健康保険を国民健康保険へ切り替えたりといった手続きです。
国民年金は、一律で月額約15,000円となり、厚生年金
よりも安くなって良いのですが
(その分、もらえる金額も下がるようですが)、
健康保険は、私の場合、国保にすると大幅アップとなります。
ちょっとビックリするぐらい高くなるので、何とかならないか?
と調べていたところ、「今すぐできる!! 国民健康保険料の激減マニュアル」
というのを見つけて、早速購入してみました。
すると、なんと年間で約20万円以上も安くする
ことが出来ました。脱サラして、個人事業主になる方に
お薦めのマニュアルです。
将来、法人化するときの節税対策も書いてあります。
さて、今日の本題ですが、今まで既存事業における
戦略立案フローについて記事を書いてきました。
その中でUSP(ユニークセリングプロポジション)
という重要な内容が出てきましたので、
前回に引き続きUSPに関して、その詳細
内容を説明したいと思います。
USPは、簡単に言うと
「他社との差別化ポイント」や「私があなたからその商品やサービス
を買わなければいけない理由」でしたね。
また、相手に対してベネフィットを明確にすること
が大切です。では、このUSPをどうやって作成したら
良いのかを説明したいと思います。
まず、事前準備として、以下の項目を明確にする必要があります。
◆自社の強みを明確にする(会社独自の強み、価値は何か?)
◆競合のUSP、強み、弱みに関する分析
◆ターゲット顧客の明確化と満たされていないニーズは何か?
これらを明確にするには、以前紹介した3C分析や4P分析を
活用すると良いと思います。
最強のUSPは、
◆自社が圧倒的に強い領域
◆競合他社が弱い領域
◆ターゲット顧客が満たしてほしい領域
⇒この3つが交わる領域が最も勝てる領域と言えます。
また、USPを校正する要素としては
-地理的要素(特定地域)
-価格的要素(圧倒的な価格メリット)
-選択肢(バリエーションが豊富)
-量的要素(量が多い)
-サービス内容(サービス内容が良い)
-納品・実行までの時間(早い)
-専門性(専門性が高い)
-サイズ・大きさ(小さい・大きい)
-期間(短い・長い)
-リスクリバーサル(返金保証)
が考えられます。
例えば、FEDEXの昔のUSPは、「翌日に配達します」でした。
当時のアメリカは、国土が広いということもあり、
翌日に配達する会社(FEDEXの競合他社)は
存在しませんでした
(今は、競合他社も翌日配達可能なので、
USPにはなりませんが)。
非常に簡潔で分かりやすいUSPで、翌日に配達するという
ベネフィットも明確です。但し、USPは環境変化(時代の変化、
競合他社の変化、自社の変化など)に応じて常に更新する必要があります。
あなたのビジネスにおけるUSPを考えて見て下さいね。
では、今日はこの辺で。
次回も楽しみにしていて下さい。
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